神保町の「立喰いそば梅市」で出会った「“冷やし”ラー油肉そば」の“アツ盛り”?
「立喰いそば梅市」は立ち食いそば屋が減ってしまった神保町に2025年4月に久々に誕生した店である。生そばを使った盛りのよいメニューが人気となり、常連客もじわじわと増えているとか。
天ぷらは「ニラ天」「ゲソかき揚」「春菊天」「紅しょうが天」などがそろう。店主の梅宮顕市郎さんはそば好きで別業種から修業してこの業界に飛び込んだ。そばつゆは鰹節を中心にしっかりした味が評判で、サイドメニューも豊富である。
個人的には「冷やしラー油肉そば」がお気に入り。
冷たいそばにたっぷりの豚バラ肉の上に刻み海苔、食べるラー油、たぬき、ネギがのる。つゆにはお酢が加えられている。他店で見ないオリジナルな味である。定期的に訪問しているのだが、先日うかがった際に、メニュー板の「冷やしラー油肉そば」のところに新たな記載があるのを発見した。
「アツ盛りあります」
「冷やしラー油肉そばアツ盛り」は油そばのように食べるとか
「冷しラー油肉そば」なのに「アツ盛り」とはどういうことなのか店主の梅宮さんに聞いたところ、そばを温かくして油そばのようにして食べるという。別メニューにある「ラー油肉そば」はかけそばに具材がのったもので、それとも違うというのだ。なるほど、さっそくその「アツ盛り」を注文してみた。
茹で上げのそばを一旦水で〆て、さらにそれを湯通ししてアツ盛りにする。それに酢醤油をかけて、たっぷりの豚バラ肉の上に刻み海苔、食べるラー油、たぬき、ネギがのる。これは「冷やしラー油肉そば」と同じだ。
3分で登場したどんぶりをみてテンションが上がる。ネギの緑色が美しい。盛り付けがきれいだ。中からやや太めの平打ちのそばを引っ張りだして七味をかけて、まずそばをひとくち。
こちらもアツアツのそばの香りがよい。ラー油の香りをまとっていて、そこに豚バラ肉と食べるラー油とたぬきのカリカリ感が融合してくる。それら具材を混ぜてワシワシと食べていく。温かいそばのふわっとした感じが心地よい。
「冷やしラー油肉そば、アツ盛り」というより「ラー油肉あぶらそば、アツ盛り」が正解なような気もするが、それも含めて斬新なメニューだと思う。
ユニークな「あつもり」が生まれた経緯はなんだろう
今回食べた「あつもり」はバジルベースだったり、豚バラ肉とラー油ベースであったりと、従来の「もりそばのあつもり」とは大きく異なるタイプのそばであった。そのユニークさや横展開できそうな「あつもり」は、パスタやらーめんの油そばの影響もあると思う。
新潟県の焼きそばチェーン店「みかづき」の人気メニュー「イタリアン」のような「あつもりそばミートソースがけ」や「あつもりそばカレーがけ」などもできそうだ。つゆとそばをセパレートしてヒヤとアツを楽しむというチャレンジは今後も増えていくと予想する。楽しみがまた増えた気分である。
INFORMATION
「SOBA STAND そばうさ」
住所 東京都千代田区平河町1-8-8 桔梗ライオンズマンション1F
営業時間 月~金 11:00~21:00 、土 11:00~15:00
定休日 日・祝
https://x.com/sobausa101
「立喰いそば梅市」
住所 東京都千代田区神田神保町1-2-8
営業時間 月~金 11:00~18:30、土 11:00~15:00
定休日 日・祝




