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法廷は騒然、彼は…
法廷が騒然とするなか、彼は取り押さえられ病院へ救急搬送。命に別状はなかった。
同年7月、過去にオーブリーのグループに所属していた3人の女性が、匿名と自分の姿がわからないよう法廷に囲いを作ることを条件に証人として出廷する。その中の1人、ネバダ州ウィルバー在住の当時22歳の女性は次のように供述した。
ティンダーでベイリーと知り合ったのは2017年夏。ほどなく彼女のパートナーだというオーブリーを紹介され、彼に服や化粧品を買い与えられ、毎週200ドルの小遣いをもらうようになった。3人で一緒に車で旅に出ようと誘われ、これに同意。当初は何も問題はなかったが、そのうちグループセックスで変態プレイを強いられるようになった。
オーブリーは自分を「バンパイア」と名乗り、グループの女性を「魔女」、ベイリーは彼のことを「パパ」と呼んでいた。しだいに、オーブリーの言動は狂信化していき、より大きな力を得るには2人の魔女を長時間拷問し、殺害しなければならないと口にし、自らもこれまで何人もの女性を殺害したと豪語。
その言葉に恐怖を感じ、今後毎月送金することを条件に、ベイリーにグループからの脱退を懇願、ミズーリ州ブランソンで解放された──。ちなみに、彼女がベイリーと初めて会ったネバダ州ウィルバーからミズーリ州ブランソンまでは実に約1千200キロ。当時、オーブリーとベイリーは詐欺容疑で指名手配をかけられ全米を逃亡中の身だった。