「一緒に帰りたいって言ってるよ」と肩を抱かれ耳元で囁かれた
本人は知らされてなかっただろうが、場内にはこうしたいわゆる“サクラの客”が何人もいた。羽賀に勧められ数十万円のネックレスを試したほかのサクラ女性は、「(アクセサリーが)一緒に帰りたいって言ってるよ」と肩を抱かれ耳元で囁かれて、「買いそうになっちゃった」と苦笑いしていた。当時40代だった羽賀は、まるでベテランホストのような話術を繰り広げたのだった。
2006年に元テレビ関係者の女性と結婚したが、翌07年に知人男性に対する恐喝・詐欺容疑で逮捕され大きなニュースとなった。一審は無罪だったものの2011年高裁で懲役6年の有罪判決に。2013年の最高裁の上告棄却をもって沖縄刑務所に服役する身となった。
2016年の受刑中には、詐欺事件の被害者からの民事裁判で約4億円の支払い命令がおりた。さらに2019年には、妻との偽装離婚で資産を隠したという強制執行妨害の疑いで2度目の逮捕、懲役1年2か月の有罪判決。2024年には、不動産の差し押さえを逃れる目的で登記を偽装したとして再び強制執行妨害の疑いで逮捕(不起訴)された。
「これまでの事案では、反社会的な人物との関係が露呈していました。いずれも、儲けようとして悪い仲間と企んだ『カネ』にまつわる事件。とにかく儲け話に目がないし、そのためにタレントをやっていた知名度を利用したタイプの事件でした。その点、今回の不同意わいせつは少し意外です」(前出・社会部記者)
全国区での再起への思いをにじませていたが…
2度目の服役から出所したのは2021年9月のことだ。
「実はお金には困ってたんじゃないかなぁ。居合わせた飲み屋でおごってもらったって人もいるけれど、一杯だけだったと言ってました(笑)。
『芸能界をやめたかどうかは僕が決めることだから、いずれまた全国で見られるようになります』と言っていたそうです」(前出・地元住民)
実際に、ふたたび華やかな舞台に立ちたいという思いは強かったようだ。昨年公開された映画『ギャルゾンビ』にはヤクザ役で出演。また昨年までは“ヤンチャ系”のアパレルブランドでモデルを務めてもいた。
「地元読谷村に『FMよみたん』というコミュニティFMがあります。広域で聴くことができないので、地元でも知る人ぞ知る局です。そこで昨年ボランティアパーソナリティを募集したんです。そうしたら応募してきたのが羽賀研二で、土曜の夜19時からの1時間番組『ケンちゃんのSaturday Night Fever!!』という番組をやっていました(逮捕を受けて放送中止が決定)。でもボランティアですからね。ギャラよりなにより、冠番組が欲しかったんじゃないかと思います」(同前)
サタデーナイトフィーバーしている場合ではない。これでまた全国区での再起の道は厳しくなっただろう。
