——SNSでも妙に当たりが強い人は見かけます。

間瀬 SNSは2割どころじゃないかもしれませんね(笑)。てんかん患者は発作が出ているときは自動車は乗れないんですけど、自転車は禁止されていないんですよ。それで調子が良いときに自転車にまたがった写真を載せたら、「なんで乗ってるんだ」って批判されて。

 あとは動物園や水族館が障害者手帳で割引になることを「俺らの税金で生活してるのに」と言われたり、ディズニーランドへ行っても「今そうやって楽しむ必要があるのか」と書かれたり。

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——そういう反応に対してどんな風に思っていますか?

間瀬 なるべく迷惑をかけないようにしなくちゃ、とは思ってます。バスを降りるときに障害者手帳で割引してもらって5秒くらいかかったら後ろの人に舌打ちされたこともあったので、最後に降りるようにしたり。

——色々と気を遣っているのですね。

間瀬 でも、健常者の人ばかりの責任ではないと思うんです。障害者側にだって色んな人がいます。口が悪い人や、席を譲ってもらったのにお礼を言わない人もいますよね。勿論、体調や症状で、悪意はなくてもそうなってしまう人もいると思いますが、見た目だけではわからない。そんなすれ違いが双方に生じてしまって、結果として相互に無理解になっていることがあるようにも思います。

 僕は33歳まで健常者として生活していて、急に障害者になりました。どっちの気持ちもわかる“中途障害者”として、視点もバランスよく持ちたいんです。

「何人かから『病気のことを知らないのに』と言われたんです」

——間瀬さん自身もストレスで看護師さんに当たってしまったりと荒れた時期もあったそうですが、周囲に当たってしまう障害者の気持ちは理解できますか?

間瀬 そうですね。今まで当然だった健康な生活ができなくなるストレスや、ちょっとした障壁でも毎日積み重なる中でフラストレーションが表に出てしまう人が大半だと思います。

 僕だって芸能活動をしてなければ、もっとイライラを表に出してしまっていたでしょうし。

 

——どういうことでしょう?

間瀬 僕の態度が悪かったら見ていた人がSNSに書くかもしれないし、そんなことになったらファンの方や応援してくれる方が悲しむ。みんなの顔を思い浮かべると、自然と立ち振る舞いに気を付けることが出来るようになった、と思います。

——2025年に准看護師資格を取得した時も、賛否の反応があったように見えました。

間瀬 「難病インフルエンサー」と名乗りはじめた時に、何人かから「病気のことを知らないのに」と言われたんです。それなら解剖学や疾患のことをちゃんと勉強しようと思ったけど、僕は中卒でしたし、病気もあるので取れない資格もありました。そこでまずは准看護師資格を目指すことにしました。