100人を超える社員らが約500人の顧客から約31億円もの金銭を詐取していたという前代未聞の不祥事を受け、間原寛社長が辞任したプルデンシャル生命保険。新しく社長に就いた得丸博充氏は「お客さま補償委員会」を立ち上げ、急ピッチで再建に挑んでいる。だが、そんな新社長のお膝元でも次々と“新疑惑”が――。

◇ ◇ ◇

 プルデンシャルの幹部社員が言う。

ADVERTISEMENT

「2月27日に全国の支社長が集まる戦略会議が本社で行われたのですが、その場でなんの前触れもなく、いきなり『営業統括本部長が代わります』と発表があった。通常、こうした大型の人事異動があるときは事前に発表されるものですが、この日は本当に突然で驚きました」

1月23日に開かれたプルデンシャル生命の記者会見 ©文藝春秋

 プルデンシャルにおける「営業統括本部長」とは、超がつくほどの重要ポストだ。

 まず、全国各地にいるライフプランナー(約4300名)を指導するのが「営業所長」(約450人)。彼らを取り仕切るのが「支社長」(約140名)で、さらにその上に位置するのが「営業本部長」(7、8人)になる。その営業本部長たちのトップに立つのが「営業統括本部長」(1人)なのだ。