100人を超える社員らが31億円もの金銭を詐取していたプルデンシャル生命保険。「週刊文春」は、同社が2025年に作成した極秘の内部資料を入手した。

千代田区永田町にあるプルデンシャルタワー ©時事通信社

昨年1年間で計45名が懲戒処分を受けていた

〈社内限 懲戒委員会〉
〈下記事例を踏まえた上で、事故再発防止のため、今後支社での管理指導周知徹底をお願いします〉

 このような文言が冒頭に記された資料は幹部社員のみに配布されるもの。

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「社内では月に一度、懲戒委員会が開かれており、その都度、処分結果がメールで送られてくる。今回の問題の調査が始まった2024年の8月以降、懲戒処分の数が急激に増えました。ここに掲載された社員たちのなかには懲戒処分が下る前に同業他社に転職するケースも多い」(同社幹部)

懲戒委員会の内部資料

「週刊文春」が昨年1年分の“懲戒リスト”を精査すると、懲戒解雇相当が21名、諭旨解雇相当が3名など、計45名が懲戒処分を受けていた。なかでも最も多かった処分理由が契約者との〈金銭貸借〉で、その次が〈会社が取扱を認めていない投資商品等への関与〉だった。

 この内部資料についてプルデンシャル生命に尋ねると、次のように回答した。

「1月16日付の公表文に記載のとおり、今回不適切行為を行った社員および元社員に対しては、社内規程に基づいた厳正な処分を行い、併せて、事案の性質に応じて警察への通報・相談・情報提供等を実施しております」

1月23日に開かれたプルデンシャル生命の記者会見 ©文藝春秋

 配信中の「週刊文春 電子版」では、この文書の全容を写真付きで公開。極秘文書に記された計3000万円の被害を生んだ「投資勧誘」や「金銭貸借」の手口、契約者に対する隠蔽工作、また自ら「開運王子」と名乗って顧客を洗脳していた社員の存在などを詳報している。

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