芸能スカウトを装い、「タレントの話し相手をしてほしい」と女性を騙してホテルに連れ込む。平成19年に発覚したこの事件は、元ホテトル経営者の男が編み出した巧妙すぎる手口で、わずか半年で40~50人の女性を毒牙にかけていた。被害者の一人、19歳の女子大生・星川恵さん(仮名)が体験した悪夢のような3時間とは――。平成19年の凶悪事件のダイジェストをお届け。なお登場人物はすべて仮名である。
「オレは本当はヤクザなんだ」偽の撮影で恐怖に陥れる
繁華街のタレントグッズショップ前で声をかけられた恵さん。男は「Jコネクション代表・宮本健太郎」と名乗り、大手タレント事務所の関連会社だと説明した。「休憩中のタレントの話し相手を探している。あなたほどの美人なら文句なし」という甘い言葉に、恵さんの好奇心が勝った。
ファストフード店で見せられた「Jクラブ登録のしおり」には、タレントを癒す「精神的介助」と「肉体的介助」について書かれていた。
「タレントにも会えるし、セックスもできる。当クラブから女優やタレントになった子もいる」
男の説明では、一般会員に1回20万円でビデオを見せ、それがタレント事務所にも渡されるという。
ホテルで突如豹変
ホテルに着くと、男は突然豹変した。「オレはよぉ、本当はヤクザなんだ。ここにタレントは来ない。本当にJクラブなんて組織があると思ったか?」。カバンの不自然な膨らみを見て「拳銃だ」と思った恵さんは、「騒いだら行方不明者のリストに載る」という脅しに恐怖し、約3時間にわたって性の玩具にされた。
しかし事件が終わると、男は「帰りのタクシー代」として2000円を差し出し、「下手なマネはするな。オレの仲間はいくらでもいる」と捨て台詞を吐いた。姉に相談した恵さんは警察に被害届を提出。同じ手口の被害者が次々と名乗り出て、男の逮捕につながった。
法廷で男は「強姦だと思っていなかった」と主張し、被害者たちの証言を「すべて演技」と切り捨てた。
前回も同様の手口で懲役7年の実刑を受けていたこの男に、裁判所は懲役12年を言い渡した。巧妙な嘘と心理操作で女性を騙す、「強姦のプロ」が考え出した狡猾すぎる犯罪手口だった。
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「これさえクリアすれば、人気タレントたちに会えるんだ…」
19歳女性はなぜ服を脱いだのか。50人の女性を強姦したペテン男はその後…本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
