「東京は、やっぱり人が多いですね。駅とか、もうどこに行けばいいのか分からなくて、いつもキョロキョロしちゃいます」

 そう言って照れくさそうに笑うのは、福島県出身の22歳、宮嶋くるみだ。2023年に「美少女図鑑Awards」で審査員特別賞を受賞し、翌年には「ミスマガジン」のベスト16に選出。次世代を担う存在としてグラビア界から熱い視線を浴びる彼女だが、その素顔は驚くほど気負いがない。

撮影 根本好伸

慎重に、でも着実に歩んできた道のり

 高校卒業後、芸能の道を志して隣県の仙台へ向かった。最初から東京へ出る選択肢もあったはずだが、彼女はあえて「杜の都」からのスタートを選んだ。そこには彼女らしい、慎重で家族思いな理由があった。

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「お母さんが東京を心配しちゃって。まずは新幹線ですぐに帰れる距離がいいね、と。自分でも、いきなり一人で東京に出て、ちゃんとお仕事ができるのか不安だったんです」

 仙台ではリポーターやナレーション、CMなど多岐にわたる仕事を経験した。地元の温かな空気の中で、表現者としての土台をじっくりと、自分のペースで築き上げてきたのだ。現在は拠点を東京に移し、生活を送っているが、地方育ちの彼女にとって都会の日常は今も驚きの連続だという。

「満員電車とか、これまで経験したことがなかったんですけど、今は結構頻繁に遭遇したりして。『あ、こんなにぎゅうぎゅうなんだ……』って、最初は本当にびっくりしました。今でもちょっと圧倒されちゃいますね」

 そんな人混みに揉まれる日々の中、彼女が大切にしている習慣がある。仕事がない日、一人で夜の街へ走りに出かけることだ。知らない街のざわめきと静寂を感じながら、彼女は一歩ずつ、この大きな街に自分の居場所を広げている。

「女優さんになりたい」橋本環奈への憧れ

 そんな彼女が見据える未来は、非常に明確だ。「女優さんになりたい」。目標とする存在を尋ねると、真っ先に橋本環奈の名前を挙げた。

「あんなにかわいいのに、作品の中では思いっきり変顔をしたりするじゃないですか。そういうギャップに惹かれます。私もコメディからシリアスな役まで、いろんな表現ができるようになりたい。今はそのための階段を一段ずつ登っている感覚です」