山林で警察官に発砲

 そして山林に身を潜め、同巡査が現れた瞬間、姉からもらったライフル銃の引き金を引く。目的は警察官の銃を奪うことで、倒れた同巡査が所持していた38口径の回転式拳銃の他、警察手帳、制服、ズボン、ヘルメットなどの装備品を剥ぎ取り、警官に変装した。

写真はイメージ ©getty

 そこに銃声を聞いた同署の巡査2人が駆けつけてきたが、彼らに対しても容赦なく発砲し、1人に左股貫通の重傷を負わせた(もう1人は奇跡的に留め具の金属に弾が命中し無傷)。

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 その後、片桐は現場から100メートルと離れていない男性Mさん宅に現れ「近くで撃ち合いがあり、犯人に逃げられたので車を出してほしい」と要請する。Mさんに片桐が偽警官であることを見破る余裕はなかった。そして、Mさんが運転するマツダ軽四輪の後部座席に乗り、国道246号線を町田市に向け走行。市内の商店街に入り、Mさんから「犯人の情報がわかるかもしれないので、交番に寄ってみたらどうか」と提案されたものの、これを曖昧に拒否する。それでもMさんは正午過ぎに原町田交番前の交差点に差しかかったところで急ブレーキを踏み、車から下り交番へと向かう。