オナニーのみで性的快感を得る人たちが多くなる
「TENGAヘルスケア日本性生活白書2024」の「普段しているMB(マスターベーション)」という項目では、「手でペニスを刺激する」以外の方法でのマスターベーション方法を質問している。オナホールを使用する、ローションを使用するなどベーシックな方法に混じり、布団や床などにこすりつける、脚をピンと緊張させた状態で行うなど、セックスとは違った体制でのオナニーも含まれている。
アンケート調査の解説文には、このふたつの回答数を2017年に行った前回調査と比較し、「不適切なMBの代表格である、脚ピンと床オナの実施率は、2017年調査と比較して減少が見られた」と記載している。たしかに、男性が膣内で射精することを考えると、脚ピンや床オナといったセックスでは出来ない体勢でのオナニーは望ましくない。膣内で射精できなくなる弊害がある。
だが一方で、セックスを経験せず、オナニーでの射精のみで一生を終えるのであれば、今まで不適切と言われていたオナニースタイルも、不適切なオナニーではなくなる。セックスという行為を経験できない分、自分の性的快感だけを追求しオナニーをしてもよいはずだ。これは、セックスをしない人だけに与えられたメリットとも言えるだろう。
筆者は現在アダルト通販サイトの運営に携わっているが、床オナ向け商品、とくに床オナ向けオナホールのリリースが増加している。床オナ向けオナホールというのは、床にこすりつける人が使い易いように、床に直接置けるよう半円型になっているオナホールで、うつ伏せに寝そべった状態でも男性器が挿入できるように工夫されている。床にこすりつけるだけでは得られない、オナホール独自の複雑な内部構造を楽しめると好評だ。
セックスをしない人が増える今後、床オナ、脚ピンのような不適切と言われるオナニーをあえて楽しむ人がいてもいいと筆者は考えている。「ヤラハタ」とセックスをしないことに強迫観念を与えるのではなく、自分の性的快感を得る方法を、自ら柔軟に選べる時代がくるのではないだろうか。
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