身近であるにもかかわらず、気軽には語り合えない性の話。なかでも自慰行為の話は、気心知れた友人とでも抵抗がある人がほとんどだろう。

 聞きたいけれど、聞けない他人の性生活事情をセクシャルウェルネス(性の健康)をサポートする企業TENGAヘルスケアが調査。一般公開を前に編集部は同調査結果を確認することができた。国勢調査さながらの綿密なアンケート調査によって明らかになった日本人のオナニー事情とは……。アダルトグッズメーカーに勤務している筆者の視点で男性のオナニーについて読み解いてゆく。

©yamatatsu/イメージマート

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50代以上はオナホに抵抗感アリ? 年代で分かれるグッズ使用率

 早速、「普段しているMB(マスターべーション)」の項目に注目してみよう。ここでは、普段どのようなMBをしているかという質問に対する回答を掲載している。

 手でペニスを刺激するという回答が最多の約91%、それ以外で最も多いのは、オナホールを使用する人だ。全体の約9%近くがオナホを使っている。年代別に見ると、30代が最も多く12.3%がオナホユーザーという結果だった。

「TENGA性白書’26」をもとに編集部作成

 オナホユーザーは20代が11.8%、30代が12.3%、40代も9.8%と高いが、50代になると6.8%、60代でオナホールをMBで使用すると答えた人は2.5%ほどだった。オナホールは、20代から40代の若・中年層の男性は使用しているが、50代で減り、60代を過ぎるとユーザーが激減する。

 40代、つまり1980年代生まれまではオナホールに比較的抵抗が少ないと言えるだろう。40代の彼らが成人した2000年代はカップホールTENGAが生まれた時期と被る。20代・30代(1990年代~2000年代生まれ)は、性への関心が高まる思春期の時点で既にTENGAが一般化し始めていた世代だからこそ、さらに抵抗感がない。改めて書いておくと、TENGAというのは、2005年にリリースされたカップ型のオナホールだ。白と赤の縞模様が施されたファッショナルブルなデザインから、それまでオナホールを使わなかった客層にも浸透した。