ヤラハタ――ヤらずに二十歳になることを揶揄するこの言葉がでてきたのは1982年。40年前はセックスをせずに年を重ねることへの強迫観念があった。セックスは通過儀礼であり、やらなければいけない行為だった、はずが……今は状況が変わりつつある。

 セクシャルウェルネス(性の健康)をサポートする企業TENGAヘルスケアが、日本人の性に関する意識を調査したデータをみると、そこでは現代日本人のセックスに対する欲求の低さを感じ取ることができる。

©Paylessimages/イメージマート

20代のおよそ半数がセックス未経験の現実

「1ヵ月(4w)あたりのセックスの平均回数(男性)」という質問項目では、男性にセックスの頻度を尋ねている。1ヵ月あたりの平均回数は全体では1.95回、20代が2.87回と一番多く、60代は0.87回と一番低い。20代をピークに徐々にセックス回数は減っていくという筆者の予想通りの結果だった。

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「TENGA性白書’26」をもとに編集部作成

 注目したいのは「これまでに経験はない」と回答した人の割合だ。全体では2割以上の人が「これまでに経験はない」と答えている。さらに驚くべきは、年代別の回答項目だ。なんと、20代の43%が「これまでに経験がない」と答えている。30代でも約25%が「これまでに経験はない」という回答だった。

「TENGA性白書’26」をもとに編集部作成

 40代の回答者で「これまでに経験はない」と答えたのは約18%、50代では約11%という結果だったので、やはり「ヤラハタ」と謳われた80年代に、10代、20代過ごした層でセックス経験のない人は比較的少ない。セックス未経験でいることを避けているように窺える。