小泉進次郎防衛相が3月5日深夜、自身のX(旧Twitter)に、イラン情勢の緊迫化に伴う邦人退避のために自衛隊機派遣準備に着手したと投稿した。しかし、この投稿が正式な手続きに先立つ「フライング」であったと「週刊文春」が報じた。

小泉進次郎防衛相 Ⓒ時事通信社

 緊迫する中東情勢を受け、政府は邦人退避を課題としており、3月8日にはチャーター機の第1便が帰国した。

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 こうした中、小泉防衛相は5日午前0時過ぎに「邦人の退避が困難となる場合に備え、邦人輸送のための自衛隊機の派遣準備に着手しました」とXに投稿した。

小泉氏のポスト

 しかしーー。

「邦人退避のための自衛隊機の派遣は、外務大臣からの依頼で行うことが自衛隊法で定められています。正式に外務大臣から準備の依頼があったのは6日ですが、小泉氏は功を焦ったのか、5日に『派遣準備に着手』と踏み込んだ表現でフライングしてしまったのです」(政治部記者)

「自己アピールに見える」「もう少し地に足をつけて」

 この報道を受けて、Yahoo!コメント欄ではさまざまな声が上がっている。

 危機対応における政府の一貫性の重要性を指摘し、「自己アピールに見える形で先走るのは適切とは言い難い」「安全保障の分野では特に、目立つ発信より冷静な調整と正確な手続きが求められる」といった意見も見られた。

 準備の必要性は認めつつも、SNSでの発信の意図を問う声も多い。「SNSで発信する意図が不明です。誰に何を知らせたいのか? 情報の管理もリスク管理でしょう。もう少し地に足を付けてほしい」とのコメントや、「準備の段階で投稿するのは違うかなと思う。正式に決まったら公式の場で伝えたらいい」という指摘もされている。

「週刊文春 電子版」および12日(木)発売の「週刊文春」では、小泉氏の投稿を巡る政府内の混乱について詳しく報じている。

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