「妻の遺体は数時間かけて燃やした」
北海道旭川市の「旭山動物園」職員・鈴木達也容疑者(33)が4月30日、妻の鈴木由衣さん(33)の遺体を損壊した疑いがあるなどとして死体損壊容疑で北海道警に逮捕された。
事件の表面化から逮捕まで時間を要した理由
旭山動物園は年間132万人(2025年度)が訪れる北海道屈指の人気観光地。夏季の営業に向け、4月8日から28日までの休園期間に入っていた。
「鈴木の妻は3月末頃から行方不明になり、4月に入って職場にも姿を見せていませんでした。不審に思った妻のきょうだいが警察に相談し、行方不明届を提出。その後、警察が園に連絡をして4月23日に鈴木を任意で事情聴取した。彼はこの日、普通に出勤していましたが、『動物園の焼却炉に捨てた』などと供述したのです。道警は翌24日、遺棄に使われた疑いがあると見て、鈴木関連の車を1台、園の車を2台押収。26日朝には自宅に家宅捜索に入り、証拠品などの捜索を行いました」(社会部記者)
ただ、事件が表面化してから逮捕まで時間を要したのには理由がある。
「白い防護服に身を包んだ科捜研の捜査員も加わり、鑑識捜査を進めたものの、なかなか遺体の痕跡が見つからなかった。焼却炉は園の正門からは最も遠い位置にあり、普段は施錠され、獣医や担当の飼育員しか入ることができません。大型動物のキリンやゾウなどの死骸は解体して燃やしていますが、火力が非常に強く、骨も残らず粉になるほど。鈴木はその使い方を熟知していたと見られます」(同前)
市の広報誌で〈「ゲテモノたち」は必見〉とアピール
妻の遺体を動物の死骸を燃やす焼却炉に投じた鈴木とは一体、どのような男なのか。
「鈴木は幼い頃から動物好きで、『将来の夢は飼育員』だったそうです。2015年から旭川市の正規職員として、市が運営する旭山動物園に勤務。最初の3年間は園内班(主に来園者の対応や委託業者の統括など)に所属していました」(園関係者)
2018年4月から飼育員となり、レッサーパンダ、マヌルネコ、ホッキョクギツネなどの小獣舎や爬虫類両生類を担当。動物園での職員ブログでは、レッサーパンダの出産や成長ぶりを伝えたり、展示方法にこだわって動物の命の伝え方に工夫をこらしている様子などを綴っていた。過去には観光ガイドブック『るるぶ』に顔出しで登場し、レッサーパンダについて「木登りが得意」などと紹介していたこともある。
「さらに、鈴木は『ゲテモノ』も担当。旭山動物園では、ゴキブリ・ヤスデ・ウデムシ・イモリ・カエルなどを『ゲテモノ』と呼称し、その生態をかば館で展示しています。子どもたちには人気で、彼も熱心に飼育していた。市の広報誌でも〈かば館に展示されている「ゲテモノたち」は必見。同じ地球上に生きる命として関心を持ってほしいです〉とアピールしていました。基本的にハキハキと話す印象の職員です」(同前)
ところが――。
《現在配信中の「週刊文春 電子版」では、鈴木の人物像や、鈴木が語った「命」に関する発言、近隣住民が目撃した夫婦の異様な生活ぶり、消えた愛犬トイプードルの存在、妻が携帯で送った悲痛メッセージなどついて詳報しています。また、「週刊文春」では、旭山動物園職員の死体遺棄事件に関する取材を続けています。本件に関する情報提供は文春リークスまでお寄せください》
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