第1話は「掴みはOK」
治郎丸 エピソードを一つずつ振り返っていきましょう。まずは第1話。アニメの導入として非常に重要な回ですが、竹中さん、裏話などはありますか。
竹中 アポカリプスの世界観をどう作るかは意識しました。改めて観て、導入としてよくできているなと思いました。
竹本氏はこのアニメのコミカライズ版『アポカリプスホテルぷすぷす』『アポカリプスホテルかりかり』を執筆(『かりかり』はWEBコミックサイト「竹コミ!」で連載中)。
治郎丸 竹本先生は、アニメの作業自体にはあまり関わっていなかったとか。
竹本 基本的には何もしていません(笑)。キャラクター原案で追加でちょっと描いたりはしましたが、絵コンテに関わるようなことは全くしていません。本当に一視聴者として楽しみにしていました。第1話は「掴みはOK」という感じで、ああ、これはいいなと思いましたね。
治郎丸 シナリオは読まれていたんですか。
竹本 読んでいたんですけど、やっぱり脚本を読むのと、実際に声が入って動いているのを観るのでは全然違いますね。漫画を描く時にすごく助かるんですけど、ちゃんと出来上がったものを観て「あ、ここでこういうことがあったんだ」と分かることもあります(笑)。
この世界観に「サノス」が来たら……?
治郎丸 続いて第6話。「ハルマゲ」(地球の文明を滅ぼしにくる異星人)のエピソードですね。ここは竹本先生のキャラクターがバンバン活躍します。
竹中 第6話は、みなさんお気づきかもしれませんが、『アポカリプスホテル』の世界観にサノス(マーベルのコミックや映画に登場する最強の悪役)が来たら、という想定で作っています。(春藤佳奈)監督からは「可愛いキャラクターにしたい」というアイディアがあって。
竹本 それで「ネコカンガルー」のようなデザインにしていったら、ああなったんです。
竹中 第6話は『幼女戦記』の監督もされている上村(泰)さんに絵コンテをお願いして、スタッフもノリノリでアクション全開になっています。あんなに動かせとは言っていなかったんですけどね(笑)。
