お客さんに「今は入れないほうがいい」と伝えることも

――立場上、彫りたいけど彫れないみたいな方もいるんですか。

アラレ コメントには「周りから反対されてタトゥーを入れられない」という声も届きますね。自分の好きなことを選べるようになったらなと思っています。

 ただ、その場の勢いやノリだけで入れてしまうのはおすすめしていなくて。彫り師としてお客さんに「今は入れないほうがいい」と伝えることもあります。

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 一度きりのものだからこそ、迷いや不安があるといけないので簡単にはすすめないですね。その場の勢いやノリだけで入れてしまうのはおすすめしないです。納得のいくタトゥーを、後悔のない形で選択してほしいと思っているからです。

 

――再生回数が大きくなると嫌なコメントもつきませんか。

アラレ 変なコメントをつけられることもあるんですけど、スッと閉じて、あまり見ないようにしています。あとは、アルゴリズムが投稿をもっと拡散してくれることを祈っています。拡散がきっかけで新しくファンになってくれる方もいるので、気にしなければ大丈夫です。

――日常生活で不便なことはありますか。

アラレ 以前名古屋の大須で働いてた時、昼休憩で仕事着のアラレちゃんのコスプレのままご飯屋さんを探しに行ったことがあるんですよ。タトゥーを隠していなかったので、すれ違い様に「え、ヤバイ」と言われたことはありました。でも、タトゥーに限らず悪口を言う人はどこにでもいるんですよね。「そういう人と出会っちゃったな」「苦手な方なんだな」と思いました。

 タトゥーへの見方はまだ変化の途中にあると思っていて、私はその橋渡しができたらと思っています。だから場に応じた配慮は大切にしつつ、自分らしくいることも忘れないようにしています。自分が行くお店はタトゥーを入れていて大丈夫か事前にチェックして、他の方に迷惑をかけないように気をつけています。

 あとは、冠婚葬祭もそうですね。タトゥーもそうですが、メイクが派手なのも場に合わないことが多いです。事前に主催している人に連絡を取って、OKだったら行くようにしています。