青やピンクなどビビッドな派手髪にオーバーオール姿のアラレさんは、ポップでカラフルなタトゥーを得意とするZ世代の彫り師だ。TikTokとインスタグラムのフォロワーは合計で5.8万人。1900万回以上も再生されているリール動画もある。

 彼女のかわいい個性的なタトゥーは若い世代の心をつかみ、香港から予約するお客さんもいるという。なぜ彼女は彫り師になったのか。タトゥーとの出会いについて話を聞いた。

アラレさん

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お腹に彫ったデザインをきっかけにタトゥーにハマる

――タトゥーと出会ったきっかけを教えてください。

アラレ 最初はボーカロイドの音楽にどっぷりハマっていました。YouTubeで音楽をディグっているうちにダンスミュージックのEDMにたどりついて、それから海外のアーティストのミュージックビデオを見るようになったんです。

 例えば、アメリカで活動しているラッパーのマシン・ガン・ケリーさんや日本だとラッパーのNENEさんとか。彼らの動画がきっかけでタトゥーに興味を持つようになりました。そうしているうちに法的にタトゥーが彫れる18歳になって。「もう入れられるじゃん!」と思って、スタジオを予約しました。

――どのようにスタジオを探したのでしょうか。

アラレ あまりハッキリとは覚えていませんが、Googleマップかインスタグラムで調べました。私は内気な性格でコミュニティに所属するのが苦手だったので、タトゥーのことを相談できるような友達はいなくて。ひたすらネットで情報収集していましたね。

 スタジオの彫り師さんに、事前にシャンデリアのようなデザインを送って、お腹に大きく黒色のタトゥーを入れてもらいました。大きさ的には今あるタトゥーの中で一番でかいものを。

 

――ファーストタトゥーを彫った時のことを教えてください。

アラレ 施術が始まるとキュイーンって音が鳴り始めて、歯医者さんに来たような緊張感がありました。でも、始まってしまえば「ああ、こんなもんか」って感じです。事前に想像していたよりも全く痛くなくて。猫に引っかかれたり、ボールペンでカリカリカリッてやるような痛みでした。

 夕方に始めたんですけど、終わったのは夜中。彫り終わった時はすごくうれしくて。すぐに2個目のタトゥーを彫ろうと思いました。

※痛みは部位によって大きく異なります。皮膚の薄い二の腕内側は強い痛みを感じることも。