ビビッドな派手髪にオーバーオール。ポップなファッションに身を包むZ世代のアラレさんはカラータトゥーを得意とする彫り師だ。TikTokとインスタグラムのフォロワーは合計で5.8万人。最も再生されているインスタグラムのリール動画は1900万回再生を超えている。
彼女のかわいい個性的なタトゥーは若い世代の心をつかみ、香港から予約するお客さんもいるという。そのSNS活動とタトゥーのある生活について話を聞いた。
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1900万回以上再生されるリール動画
――なぜ「アラレ」という名前をつけたのでしょうか。
アラレ 見習いの途中で彫り師名を決める必要があったんですけど、当時の師匠から「(Dr.スランプの)アラレちゃんみたいだよね」って言われて。オーバーオールの服をよく着ていたのでしっくりきたんでしょうね。それから「アラレ」という名前を名乗り始めました。
同じくらいの時期にSNSも始めたんですよ。カラータトゥーを彫りたいと思っていたので、それが伝わる見た目にしようと思って。たまにやっていた派手髪を前面に出してSNSを始めました。
――顔出しの発信に抵抗感はありませんでしたか。
アラレ 同世代の子もいきなり動画投稿を始めていたりするので、全然違和感はなかったですね。撮影もひとりでスマホに向かって独り言みたいに話しているので、あまり緊張感はなかったです。
――最初に始めたSNSは?
アラレ Threadsだったと思います。「名古屋近くて今年中にTATTOO彫りたい人~❣️🙋♀️私はカラータトゥーが得意です!🌈」と投稿したら100件以上のいいねがつきました。
「お願いします」「DM送っていいですか?」というコメントも多くて。その勢いでTikTokも始めたんですよ。徐々にカラータトゥーの投稿を増やして、お客さんも増えていきました。
――これまでに反響があった投稿はどういうものですか。
アラレ 一番反響があったのが、インスタのリール動画です。「顔に絵を描いて失敗する」という海外の動画のパロディなんですけど、フォロワーがドンッと増えました。もう少しで2000万回に届きそうなくらい。あとは、左頬にトラバサミのタトゥーを入れた報告動画も900万回くらい再生されています。
SNSきっかけで来てくれる方のほとんどが県外のお客さんで。沖縄からわざわざ来てくれた方もいましたし、香港から予約してくれる方もいます。見た目が奇抜ではない人もきますね。例えばサラリーマンの方や看護師、保育士さんなどいろんな職業の方が来ます。多くの方は職場では隠れる場所に、とご希望されることが多いですね。

