今後の楽しみは背中から腰にかけて入れる大きなタトゥー

――いっぱいタトゥーを彫られていますよね。その中で思い入れのある作品ってありますか。

アラレ 一つひとつのタトゥーに思い出があって、全部好きです。体の一部になっているので自分の歴史でもありますよね。

 タトゥーはずっと身につけていられるアートの一つです。でも同時に、入れることに覚悟もいります。自分の人生や信念を刻む行為で、切り離せない存在です。

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「自分にとって何が大切か」「どんなシンボルが自分の人生を表すか」。そういうことを考えながら彫るのが、タトゥーの一番深い楽しみ方だと思っています。

――顔に入れているのはどんなタトゥーなんですか。

アラレ 左頬がティラノサウルスのタトゥーです。「ジュラシック・パーク」が好きなんですよ。映画を見ていて「顔の輪郭にピッタリはまるじゃん!」と思って入れました。

 逆側に入れているのがトラバサミ。殺人鬼が人々を誘拐して密室でゲームをさせる「SAW」という映画があるんですが、顎を砕く拷問機具として逆トラバサミが出てきます。「それいいじゃん!」と思って頬に入れました。

 

――アラレさんの彫っているデザインとは方向性が異なりますね。

アラレ ホラー映画やゾンビ映画が好きなんですよね。描くのはリボンみたいなかわいいものばかりなんですが、普段の趣味は男の子っぽいかもしれないです。

――ちなみに、彫っていて一番痛かったのはどこですか。

アラレ 皮膚の薄い二の腕の内側ですね。個人差があるのであくまでも私の場合ですが、彫ってもらっている時に「帰りたい!」と何回も思いました(笑)。お腹の時とは全然違う痛みで、部位によってこんなに差があるんだと実感しました。でも、逆側の腕の内側は空いているので、また痛みに耐えることになると思います。

――今後もタトゥーは入れ続ける予定ですか。

アラレ 身体の裏側が空いているので、今年は背中から腰にかけてカラータトゥーを入れてもらいます。予約を取るのに1年待ちのレジェンド彫り師さんに。彫るタトゥーはお任せで、自分が好きな大きな絵を買うようなイメージです。彫り師として勉強できることも多いと思うのでとても楽しみです。

――今のお客さんを見ていて、タトゥーの広まりを感じますか。

アラレ 本当に感じます。サラリーマンの方も看護師さんも保育士さんも来てくれる。タトゥーってもう「特別な人のもの」じゃなくて、普通に身近な文化になってきているんだなって。私の発信がその一歩になれていたら、すごくうれしいですね。

写真=松本輝一/文藝春秋

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