――どういったイベントに出ていたんですか。

アラレ よく覚えているのは東京ビッグサイトのイベントです。絵だけではなく彫刻を出展されている方もいて、刺激がとても大きかったですね。

 みんな本気で見せ方を工夫している中で、私は自分の作品を出展するだけになってしまって。知り合いもいない、ツテもない。目立つことが全然できなくて、たまに会場をぐるぐる回っている人が声をかけてくれるくらい。「飛び抜けて目立たないと、一番にはなれないんだ」と気づきました。

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「約2年かけてタトゥーを増やしていくうちに…」

――そこからなぜ彫り師を目指したんですか。

アラレ 約2年かけてタトゥーを増やしていくうちに「タトゥーを彫れるっていいな。うらやましいな」と憧れを持つようになったんです。それで「彫り師になるしかない!」と思ってすぐに行動を始めました。

――思い切りがいいですね。どうやって修業するスタジオを探したんですか。

アラレ 最初はスタジオに連絡したり、お客さんとして行ったりしたんですけど、最終的にはタトゥーを彫ってくださっていた彫り師さんに紹介いただいたスタジオに弟子入りしました。色んな人に「彫り師になりたい」と言ってましたね。

――師匠もアラレさんのようにカラータトゥーが得意だった?

アラレ 黒色のインクでグラデーションの絵を描くブラックアンドグレーをメインに彫っていました。日本語を話せる海外の男性です。スタジオにカラータトゥーのインクもありましたが、メインは黒色のタトゥーでした。

 

――最初の施術は緊張しそうですよね。

アラレ 異常なくらい緊張しました。タトゥーって一生残るものなので失敗できないですよね。

 スタジオでの最初のお客さんは男性だったかな。ふくらはぎにスマホサイズの花と蛇のタトゥーを入れさせてもらいました。線を引く日と陰影を作るグラデーションの日と2日にわけたんですけど、完成した時にお客さんがすごく喜んでいて。めっちゃ練習して挑んだので「よし!」と思いました。