――2個目のタトゥーはすぐに彫ったんですか。
アラレ 1個目のタトゥーのかさぶたが治った2週間後だったかな。
当時は今のような保護フィルムがなく、治りも遅い傾向がありました。現在は施術後にフィルムを貼るのが一般的で、私は5日〜1週間ほどの使用をおすすめしています。
フィルムを使うことで治りをサポートし、インクが抜けにくくなったり、かゆみの軽減にもつながります。私が施術を受けた当時はフィルムを貼る彫り師さんはあまりいなかったので、かさぶたが乾燥しないよう常に保湿を心がけ、ケアには特に気を使っていました。
「手の甲に彫った時にようやく家族に気づかれました」
――腕は目立つ場所ですよね。周囲の反応はありましたか。
アラレ 最初は妹に言ったんですよ。ルンルンな気分で見せたら「へえ。よかったじゃん」と寄り添った反応をしてくれて。お腹も腕の内側もシャツで隠れる場所だったので、手の甲に彫った時にようやく他の家族に気づかれました(笑)。
――彫り師になる方はイラストや絵を描くのが好きな人が多い印象ですが、アラレさんはいかがでしたか。
アラレ 幼い頃から漫画家になりたいと思っていました。小学生の時は自由帳にオリジナル漫画を描いていたんですけど、中学生くらいに完成させた漫画がないことに気づいたんです。途中まで描いたものはいっぱいあるけど、物語を最後まで完成させることができなくて。「これだと漫画家にはなれないな」と思って諦めました。
それから油絵の画家を目指すようになりました。キャンバスに自由に絵を描く感じや絵の具のもちもち感がすごく楽しかったんです。抽象画のような絵を描いていましたね。
美術系の専門学校にも通ってアルバイトをしながら東京や大阪の個展やイベントに出展させてもらったんですが、まったく見向きもされませんでした。ただ今考えると、この経験が今のSNSや自分のキャラクターに対するモチベーションにつながってると思います。
