「こんな映画に出たいと思って走ってきた」

 無名の若者たちのDIY精神が「東京ロッカーズ」に結実し、ロックの流れを変えた。自分の居場所は自分の手で作ればいい、という今の若者へのメッセージも明快な青春映画だ。二人のほか、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗、大森南朋、中村獅童といった俳優たちが伝説のロッカーをイキイキと演じるのも見所だ。

──おふたりにとってどんな作品になりました?

若葉 僕は『アイデン』を観た時から、こんな映画に出たいと思って走ってきたところがあったので、第1章をとりあえず走り切ったみたいな実感があります。もう一回ゼロに戻して、違うことを積み重ねられないか、みたいな感覚です。

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峯田 若葉君も間宮君も太賀君も、みんな『アイデン』が大好きで、『ストリート・キングダム』にも出てくれた。『ストリート』に出てくるような先輩たちから受け継いだバトンを、今回そんな後輩たちに渡せた。自分もそういうポジションになったんだな、という実感がありますね。

©2026 映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会

杉山拓也=写真

(峯田和伸)
ヘアメイク:杉本あゆみ
スタイリスト:入山浩章
衣装協力:Sick/@sick_shibuyatokyo

(若葉竜也)
ヘアメイク:FUJIU JIMI
スタイリスト:タケダトシオ(MILD)
衣装協力:OUR LEGACY | アワー レガシー

みねた・かずのぶ 1977年、山形県生まれ。ロックバンド「GOING STEADY」として音楽活動を開始後、「銀杏BOYZ」を結成。『アイデン&ティティ』(03年)で映画初出演にして初主演。近年は映画『BAUS 映画から船出した映画館』(25年)、舞台「雨の傍聴席、おんなは裸足…」(25年)に出演するなど、歌手・俳優として活躍。

わかば・りゅうや 1989年、東京都生まれ。『葛城事件』(16年)で、第8回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞、ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(24年)で第120回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞・助演男優賞、東京ドラマアウォード2024・助演男優賞、第49回エランドール賞・新人賞を受賞。幅広い演技力で、数多くの作品に出演。

INTRODUCTION

1978年に巻き起こった日本で初めてのパンク・ロック・ムーヴメント「東京ロッカーズ」の伝説を、約10年の月日をかけて田口トモロヲ監督が映画化。田口作品にかかせない峯田和伸をはじめ、ロック映画の金字塔『アイデン&ティティ』を愛する俳優陣が集結。当時のロックの聖地を忠実に再現したセットと、作中で披露する楽曲を自分で演奏できるまでに上達させた俳優たちの、圧巻のライヴパフォーマンスも見どころ。

 

STORY

1978年、偶然ラジオから流れたセックス・ピストルズに衝き動かされたカメラマンのユーイチ。ライヴハウスで出会ったボーカルのモモ率いるバンド「TOKAGE」のライヴに衝撃を受け、無我夢中でシャッターを押した。カメラマンとしてライヴの撮影を依頼されたユーイチはモモたちと交流を重ねる。やがて彼らの音楽は瞬く間に若者たちを熱狂させ、そのムーヴメントは“東京ロッカーズ”と呼ばれ、日本のロック・シーンを塗り替えていく。

 

STAFF & CAST

監督:田口トモロヲ/脚本:宮藤官九郎/原作:地引雄一「ストリート・キングダム」/出演:峯田和伸、若葉竜也、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗、中島セナ、大森南朋、中村獅童/2026年/日本/130 分/配給:ハピネットファントム・スタジオ/©2026 映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会

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