「泣き寝入りは絶対にしたくなかった」独身を“偽装”した博報堂マンに騙され、避妊なしの行為も…被害者女性が挑んだ「1年2カ月裁判」の結末

実録ルポ“独身偽装” #2

礒部 真悠子

「刑事でも処罰できるようにしてほしい」

 マイコさんを突き動かすのは、「騙された方が悪い」という風潮を変えたいという思いだ。

「私は裁判で通常より高額な慰謝料を認めてもらいましたが、それでも加害者が受ける報いは軽すぎる。たとえば結婚詐欺は詐欺罪が成立しますが、独身偽装には適用されません。法改正などで、民事だけでなく刑事でも処罰できるようにしてほしいと思っています。被害者の方には、泣き寝入りをしないでほしい。そして社会全体が『独身偽装を許さない』という意識に変わってほしい」(同前)

 一人の女性の信念が、社会にうねりを起こしつつある。

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 この記事は「実録ルポ“独身偽装”」の第1回です。全4回は「週刊文春 電子版」でお読みください。