一見クールな瑳峨だが、ベッドのなかでは…

 昭和42年6月17日、工藤栄一監督『日本暗黒史血の抗争』が公開される。安藤昇と瑳峨三智子が共演した映画である。

『日本暗黒史血の抗争』は、安藤が瑳峨の出演を製作者側に要請した結果、久々に瑳峨がスクリーンにカムバックできた作品である。安藤は、斜陽になりつつあった瑳峨三智子になんとか復帰してもらいたかった。

『日本暗黒史 血と抗争』撮影中の昭和42年5月20四日は、安藤41歳の誕生日だった。その夜、瑳峨は、京都の安藤の独り暮らしのマンションに、バラの花とジョニ黒と、肉や野菜を買い込んでやって来た。

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評論家の大宅壮一と対談する安藤昇 ©文藝春秋

 マンションの狭い台所に立って、瑳峨は自分で料理を始めた。安藤は、瑳峨がトントンと野菜を刻んでいるその後ろ姿を見てあらためて思った。

〈やはり、とかく噂がある女優とは程遠いなあ……〉

 瑳峨は、安藤がタバコを吸いたいなと思うと、以心伝心でスッとタバコを持って来て火を点けた。安藤は、瑳峨の女性らしい細やかな情感にあらためて惹かれた。その夜も2人は、激しく愛し合った。

 安藤は、少女かと思うような細い、セクシーな瑳峨の華奢な身体を抱きしめた。すると、そのまま骨が折れてしまうのではないかと不安になるほどだった。一見クールな瑳峨だが、ベッドのなかではとにかく激しかった。

次の記事に続く 「このままでは死んじゃうぞ!」“伝説のヤクザ”の恋人女優が、“クスリ漬け”で体重38kgまで激ヤセ…安藤昇が目撃した瑳峨三智子の変わり果てた姿

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