また、男性が立ちションをする際は、陰部を露出するため、不特定または多数の人が認識できる状態でわいせつな行為をする犯罪として、「公然わいせつ罪」にあたる可能性もある。

 とはいえ、この男性は逮捕までは至らず、お巡りさんから説教を受けただけで解放された。

SNSで立ちション姿が拡散

 あくる日である。

ADVERTISEMENT

 出社すると、上司から呼ばれた男性は、あるSNSの画面を見せられた。そこには、会社のユニフォームを着て、放尿している男性の姿があった。その投稿は拡散され、会社にも「清掃会社の人間が立ちションですか? 二度とこの会社を利用しません」という文言とともに、直接送られてきた。

写真はイメージ ©mapo/イメージマート

 男性は、何一つ言い訳をすることができなかった。会社としても、黙って見過ごすわけにはいかない。

 結局、男性は著しく会社の名誉を傷つけたということで、懲戒解雇となった。

 そしてSNSでの拡散により、彼の顔や勤務先が特定されたことで、同業他社に面接に行っても門前払いとなった。

 独り身だった男性は誰に相談することもできず、お酒に逃げていき、やがて貯金も尽き、複数の消費者金融に手を出していった。そこからはもう、借金は雪だるま式に増えていき、その男性は破産するしかなかった。

 立ちションが、すべての起因となったのだ。

次の記事に続く 「年金なんて私が定年になる頃には破綻している」と未納を続けたツケ…熟年離婚で自由を手に入れるはずだった女性を襲う“老後破産”の危機