スクールカウンセラーとして働く場合、学校ごとに「スクールカウンセラーの配置時間や回数」が定められています。たとえば、A中学校は「週に1回、年計35回の勤務。1回6時間で年間の合計が210時間」、B小学校は「隔週で年計17回の勤務。1回2時間で年間の合計が34時間」などのように。配置形態(週に何回、1回の勤務時間、年間の勤務回数、総勤務時間など)のパターンは都道府県によって異なりますが、子どもの人数や課題が多い学校では、年間の勤務時間が多めに設定される傾向にあります。

 上記の通り、スクールカウンセラーとして勤務できるか、そしてその日数や時間数は、各都道府県の教育委員会から与えられる仕事に左右されます。「将来はスクールカウンセラーとして働きたい」と思っている人は、1週間ぜんぶ学校で勤務しているというイメージをもっているかもしれませんが、そういう働き方をしている人は少ないのです。

「来年度もスクールカウンセラーができるだろうか」「同じくらいの収入になるだろうか」…

 都道府県によっては、一人のスクールカウンセラーに任せる学校数を制限している場合もあります。ですから、スクールカウンセラーとして勤務しているのは週に1~2回という人が多く、それ以外の日は別の領域でカウンセリング関係の仕事を掛け持ちしているというのが一般的だと考えておいてください。

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 このように見てみると、スクールカウンセラーの雇用はやや不安定と感じられるでしょう。

 私自身も、年度末になると「来年度もスクールカウンセラーができるだろうか」「同じくらいの収入になるだろうか」と不安になります。もちろん、適切に働いていれば現場から良い評価がなされ、それが来年度の雇用につながるので滅多なことはありません(ただ、それも「絶対」ではない)。スクールカウンセラーの雇用を安定させようということで、常勤化の話も出ていますが実現する見通しは立っていません。この辺はスクールカウンセラー業界の今後の課題と言えそうですね。