容疑者に上がったのは「ナンバー1キャバクラ嬢」

 容疑者はマンションの防犯カメラや岩波さんの交遊関係などからすぐに浮上した。岩波さんが店長を務めていた古物買い取り店で、過去に働いたこともある山内沙也加(同29)である。

 沙也加と岩波さんの付き合いは長く、沙也加が18歳のとき、岩波さんの店に買い取りの査定品を持ち込んだことがきっかけで知り合った。

 独身で結婚歴がなかった岩波さんは〈仲良くなってもらえないか?〉とメールを送り、食事に行ったり、仕事を手伝ってもらったりする関係になった。「私、お小遣い少ないんだよね」というつぶやきを聞いて、一気に50万円を振り込んできたこともあった。

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 その後、沙也加は店を辞め、キャバクラで働くようになった。岩波さんは「辞めてほしい」と言っていたというが、沙也加に辞める気がないことが分かると、「SMプレイをしてくれたらナンバー1にしてあげるよ」と持ちかけてきた。

写真はイメージ ©getty

 ナンバー1になりたかった沙也加は、その申し出を了承。SMプレイを一から覚え、岩波さんが望むような言葉による罵倒、拘束具を着けてのスパンキング、首を絞めての窒息プレイなど、倒錯的な性の遊戯を施した。岩波さんは「良かったよ」と喜んでおり、約束通りキャバクラ店で大金を使い、沙也加をナンバー1に押し上げてくれた。

 その後も沙也加は多くて週1回、少なくとも月2回のペースで岩波さんとSMプレイを続けた。その度に岩波さんは100万~200万円の高額な謝礼を払ってくれた。沙也加も喜び、「こんなにくれるなんて凄い人だな」と驚いていた。