「久しぶりにSMプレイをしよう。グッズは買ってきたから」
名古屋市で起きたこの事件の裏には、7000万円もの金と、ホストクラブに溺れた“ナンバー1キャバ嬢”の底知れぬ欲望があった。裁判で明らかになった、そのあまりに冷酷な実態とは――令和5年に起きた事件のその後をお届け。なお登場人物はすべて仮名である。(全2回の2回目/最初から読む)
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「この先もずっと一緒にいてほしい」
その日は岩波さんから借りた金の返済期限でもあった。金を返せない沙也加は「実は親族になりすまして金を借りたのも私でした。ごめんなさい」と謝った。なぜウソをついたのかという岩波さんの質問には答えず、「買い物に使った」などと言ってはぐらかした。
ひたすら謝るばかりの沙也加を見て、岩波さんは「借金はチャラにするから、オレと付き合ってほしい。この先もずっと一緒にいてほしい」と持ちかけてきた。
「ちょっと無理です」
「どうして?」
「友達だと思ってるから。付き合うことは考えていない」
すると、岩波さんは沙也加を寝室に連れて行き、覆いかぶさって下着を脱がせ、いきなり強姦した。沙也加は抵抗したが、男性の力には勝てなかった。
ショックを受けた沙也加がシクシク泣いていると、「ごめん。家にある貴金属を持って行っていいから、許してほしい」と謝ってきた。
