2/5ページ目
この記事を1ページ目から読む
消えた「心臓の音」
だが、沙也加はそれだけでは物足りなかった。村越に「今日は2000万円を持って遊びに行く」と言ってしまっていたからだ。
「久しぶりにSMプレイをしよう。グッズは買ってきたから」
岩波さんは了承し、バイアグラ3錠とマカを飲んだ。いつものように馬乗りになって、罵声、平手打ち、首絞めなどをした後に、騎乗位になってセックスした。
さらに手首にロープをかけ、体もグルグル巻きにして、足首も縛った。首にはバンドを着け、顔にはマスクを着けた。鼻呼吸はできるようにしていたと言うが、その状態でトラロープ(黄色と黒色の工事用のロープ)で首を絞めたというのだ。
沙也加はそのときの状況を公判で次のように述べた。
「首の前でクロスさせて絞めましたが、30秒ぐらいです。何回か繰り返しましたが、2~3回ぐらいです。3~5分とか、これまでもそんなに長く首を絞めたことはありません」
プレイが終わってからトイレに行き、戻ってきたら岩波さんが呼吸をしていなかった。パニックになって頬を何回か叩いたが、目を覚まさない。心臓も動いていなかった。