警察が最凶と恐れるトクリュウ型犯罪集団「ナチュラル」。2000人ものスカウトたちが路上やSNSで女性を狙い、次々と風俗店へ送り込む。独自の「闇アプリ」で支配された組織は、年間数十億を稼ぎ出し、裏切り者には凄惨なリンチを加えるという。暴力団や警察官までも飲み込む、この地獄のような組織の実態とは――。

 ここでは、組織の実態に迫ったルポルタージュ『捕食 欲望をカネに変えるトクリュウ型犯罪集団「ナチュラル」の闇』(著=清水將裕・日本橋グループ*、講談社)より一部を抜粋。「ナチュラル」が手がける“新たなビジネス”について紹介する。(全5回の4回目/5回目に続く

写真はイメージ ©K_Angle/イメージマート

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アプリ内では海外独特の用語も紹介

 ナチュラルでは、海外への斡旋を進めるうえで、スカウトに対する研修のようなことも行っている。アプリ内では、海外独特の用語として以下のような言葉が紹介されていた。

 インコール=お客様が滞在先に来るタイプ

 アウトコール(常連客のみ)=ドライバーが現場に送る、デリヘルのようなイメージ

 セイハロー=フリーの客が来店した場合、女性が待合室に行って顔見せ

 オーバーナイト=仕事終わりから8~10時間、客が女性と「お泊まり」する

 海外の客は基本「2回戦」で、3回戦目を誘われたらそれも受けるよう推奨されている。

 ただ、最近では海外での売春も斡旋した人物が摘発され、スカウトにとってリスクが高まっているという。