クラファンで最後の写真集「全部自分でやっています」
――最後の写真集はクラウドファンディングで作っているそうですね。
西永 そうです。全部自分でやっています。事務所には制作会社としてオファーして、スタッフさんの選定から、ロケ地の交渉、写真のセレクト、ページの構成まですべて自分で。カメラマンさんやメイクさん、スタイリストさんも10代からお世話になっている方々です。
一から作るのは大変ですけど、仕上がると感動も大きいですね。もうすぐ家に700冊届きますが、発送も自分でやりますよ。
――最後の写真集だけに、原点に戻ってデビューで着たROXYの水着を引っ張り出したりは?
西永 着なかったですね。それやってもエモいのは自分だけかなと(笑)。
――18年間の活動を振り返って、人とは変わった人生だったと思いますか?
西永 自分としてはいたって普通に生きてきたつもりでしたけど、最近インタビューを受けることが多くて、やっぱり特殊な人生だったんだなって。
グラビアアイドルとしての18年間は、時代の流れとすごく合っていたなと思います。中学生でデビューして、卒業とともに中学生がグラビアに出ることがダメになって。私が高校を卒業するタイミングで、今度は高校生のグラビアがダメになって。うまく波をくぐり抜けてこられた感じです。
これからの活動は『Cream』の副編集長と…
――西永さんはジュニアアイドルの最後の世代だったと。
西永 そうですね。“アンダー15”が好きなファンの人たちの行き場がなくなっちゃった時に、私のことが「合法ロリ」って書かれたり、呼ばれたりしましたね。今は時代的に、そんな言葉も使えなくなってそうですけど。
――グラビアを離れて、気持ちが楽になる部分もありますか?
西永 ずっと見えないゴールに向かって走ってきたので、一つゴールができたことで、心がスッと軽くなりました。DVDを出すたびにランキングも気にしていましたし、いつ出せなくなるか分からない、という不安も常にありましたから。私の前を走っている人がいなかったので、全部自分で選択してきたから、それが正解かどうかも分からなかったですし。
――今後の活動は具体的に決めているんですか。
西永 グラビア以外に表立ってやりたいことはあまりないのですが、『Cream』の副編集長など裏方の仕事は続けていくので、そちらがメインになるかなと。自分の経験を活かして、ポージングで悩んでいる子にアドバイスしたり、裏方としてのびのびやっていきたいですね。
写真=深野未季/文藝春秋
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