――チャンネルが人気となるきっかけはなんだったんですか。
佐藤 ボートレース福岡の場外にあった立ち飲みの「酒処ひろ」さんの回ですね。ビール飲みながら、ボートレースで遊んだ動画なんですが、それがバズりまして。2年間で7万6000人までチャンネル登録者が伸びました。本当に私自身もびっくりしましたし、局としてもびっくりしていましたね。
地上波だと見る方が福岡エリアに限られますが、YouTubeはエリアを越えられます。全国各地の方に見てもらえてたのはありがたかったです。
1か月分の給料を有馬記念に投入し100万円以上勝ったことも…「有馬さえ当てればすべてよしっていう感じなんです」
――チャンネルでは佐藤さんが本気で競馬にのめり込む姿も注目されていました。もともとギャンブルにお金を使っていたんですか? 有馬記念の時に普通の人の1か月分の給料をぶち込んでいるという話も聞きました。
佐藤 有馬記念の時はそのくらい使っています。額は想像にお任せします(笑)。社会人1年目からずっとそうしています。有馬はお祭りだと思っていて、有馬で当てるために1年お金を貯めながら働く。もう、有馬さえ当てればすべてよしっていう感じなんです。
――普段からそれだけ注ぎ込んでいるわけではないんですね。
佐藤 それだと破産します(笑)。ただ有馬は一丁前に誰よりも楽しむと決めているんです。
――実際に2024年の有馬記念では予想を当て、100万円以上が戻ってきた回もありました。
佐藤 レガレイラが勝った年ですね。あれが今まで当てた最高額で、もう大脳汁が出てました。
――「戸崎ー!」「レガレイラ、いけるって」と大絶叫していましたし、的中した後は情緒不安定になって、いろいろ歩き回ったり、ドキュメンタリーとしてもすごかったです。
佐藤 自分の予想は信じていたんですけど、いざレガレイラ、シャフリヤールが来たことでびっくりしてしまって。着順が出るまでは「どっちが1着だったんだ」と考えていましたし、その後は自分の賭けた額から配当金がいくらだと頭の中に浮かんで。
さらにカメラも回っていたので、「あれっ? 番組的にこの映像で大丈夫かな」とか、とにかくいろいろ考えてました。後で見てみるとおかしくなってましたね(笑) 。
――的中が確定した後には涙も流していましたね。どういう感情だったんでしょうか。
佐藤 今まで頑張ってきたからこそ当たったんだという感激と、私も一局員、会社員なので、いろいろと経験してきた中で、やっと報われたという、自分への謎のねぎらいから涙が出ました。

