汗水垂らしたお金で車を弄り、不便な形に変えていく――その酔狂を日常とする改造車オーナーのまわりには、一体どんな人間ドラマがあるのか。彼らの意外な素顔に迫る。

 今回は、アルファードをカスタムする「はるちゃん」さんをご紹介。

子どもたちは生まれた頃からカスタムカーが当たり前の存在だった

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家族の中心にはいつもアルファード

 このアルファード、実はもう3台目なんですよね。最初は14年ほど前、結婚して長男が生まれたタイミングでした。

 もともと私も夫も、交際前から弄った車に乗っていて。出産後にミニバンを買うことになり、唯一お互い気に入ったのがこの10アルファードだったんですよね。それ以来、大きめの故障があるたびハコ(車両)を替えて弄りつづけているんです。

爽やかなスカイブルーと厳つい顔面が好対照をなすアルファード

 買ってからはずっと、主に私が通勤や送迎に使って、弄るのは夫という感じで。夫は建設関係の現場職で、通勤に使う車は車高を下げたりできないので、こっちのファミリーカーの方で発散しているんですよね。

大柄なボディを埋め尽くすスカイブルー。もちろん純正色ではなく全塗装

 弄り方を決めるのも夫で、そこに不満はないんですけど……。ただ、ひとつ前の車両は弄りすぎてちょっと不便でしたね。車高調でフルエアロだったものだから、行く場所も限られますし。旅行先でご飯屋さんを探しても、駐車場に入れず諦める、みたいなこともありました。

 しかも、一度エアロを擦ってバキバキにしちゃったことがあって。さすがにショックで「車高上げさせて」「エアロやめたい」とお願いしたのですが、夫は「俺が直すからいい」と譲ってくれなかったんですよ。

ホワイトのスチールホイールがポップな印象を与える

 結局そのときは夫が直したんですが、今回の3台目に乗り替えるタイミングで、ようやくエアサスを組んでもらったんです。おかげで、今はどこへ行くのもだいぶ楽になりましたね。

 そんな攻防もありましたけど、基本的に車のことで揉めることはないんです。夫はいつも中古パーツを買ってきて、自分でつけたり直したりしているので、お金もさほどかかっていませんし。弄るときは毎回ちゃんと相談してくれますし、夫婦で共通の趣味を楽しんでいる感じですね。

初代アルファードでは木目調のインテリアを採用したグレードも多いが、石目調のステアリングを採用したモデルも

 こういったイベントにも、いつも家族みんなで参加していて。子どもは今、14歳と10歳、7歳の3人で、会場で車を見たり、家族連れ同士で交流したり、あとはオーディオに合わせてパラパラを踊ったり。それぞれ楽しんでくれています。

日常の送迎からお出かけまで、アルファードはなくてはならない存在だ

 これからもう少し余裕ができたら、もう1台10系のアルファードがあったらいいなって、夫婦で話しているんです。旦那用と私用で、夫婦それぞれ別の仕様で乗るのが夢ですね。

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