汗水垂らしたお金で車を弄り、不便な形に変えていく――その酔狂を日常とする改造車オーナーのまわりには、一体どんな人間ドラマがあるのか。彼らの意外な素顔に迫る。

 今回は、ミラココアをカスタムする「あず coco」さんをご紹介。

「推し」に囲まれた至福の空間を楽しむ「あず coco」さん

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「推しに貢ぐ」という幸せ

 私が小さい頃、父が日産のキャラバンを弄っていたんですよね。しかも、いわゆるバニング仕様で、派手なエアロや延長パーツをつけて。

 本当に、どこへ行くにも不便な車で……。一番忘れられないのが、家族でせっかくディズニーランドまで行ったのに、立体駐車場に入れずトンボ帰りになったことです。結局、翌日また別の車で行き直したんですが、母はもうブチギレですよね(笑)。

オーナーの「好き」が凝縮されたリトル・グリーン・メン仕様のミラココア

 ただ、父が車弄りを楽しんでいる姿は好きでしたから、私自身も免許を取ってからは軽くカスタムするようになり……。

 せっかくなら大好きなディズニーの要素を取り入れようと、これの前に乗っていた車からリトル・グリーン・メン仕様にしてみたんです。本当は色んな作品やキャラで作りたいんですけど、ひとつに絞らないとお金がいくらあっても足りないですから。

トランクスペースでもリトル・グリーン・メンが出迎える

 でもさすがに、ここまで思い切りやったのはこの車がはじめてですね。車自体は6年ほど前に買ったものですけど、4年ほど前、ディズニーに「トイ・ストーリーホテル」ができたじゃないですか。それを見て、「ここに乗り入れるための車を作ろう!」とスイッチが入っちゃったんですよね。

ドリフト系の車両に採用例の多いドゥオールのホイール

 どうせなら車としてもカッコよくしたいので、足まわりのセッティングなんかも相当こだわって。カスタム費だけで300万円くらいにはなっていると思います。

ドアを開けるとさらに強烈なグリーンの世界が広がっている

 あ、父と同じ失敗を繰り返さないように、ちゃんとエアサスも入れているんです。ホテルの駐車場まで行って、また入れなかったら最悪ですからね(笑)。

 今年の7月からは、またトイ・ストーリーのイベントが始まるので、散財に向けて貯金しているんですよ。以前、『トイ・ストーリー4』が公開されたときは、グッズやら何やらで40万円くらい使ってしまったので……。今回はとりあえず、50万円くらいは貯めておこうかなと。

これまでディズニーに費やしたお金は数え切れない。自身の部屋も一面ディズニーとのこと

 なので、お給料はもう、全部ディズニーと車という感じですね。普段は節約の毎日ですけど、これが楽しみで生きていますから。むしろリトル・グリーン・メンがなくなったら、私にはもう何もなくなってしまうので……。

次の記事に続く 「旅行先でご飯屋さんを探しても、駐車場に入れず諦める…」初代アルファードを14年間で3台乗り継いできた夫婦の“普通じゃない”ファミリーカーライフ

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。