「統一教会は譲れないので」

 判決公判を1週間後に控えた1月14日、私は大阪拘置所で山上被告と面会した。それまで弁護団の方針に従い、すべてのメディア関係者との面会を断っていた彼が、なぜ判決前に私に会ってくれたのかを尋ねると、「控訴しなかった場合、もう会えなくなる可能性もあるので」と答えた。もし彼が地裁の判決を受け容れて控訴しなかった場合、管轄が拘置所ではなく刑務所になり、基本的には親族しか面会できなくなる。そうなった場合も想定し、彼としても私に会っておきたいと思ったのだ。面会室で向き合った彼は、法廷で見てきた硬く沈んだ表情とは違い、リラックスした面持ちで、ある程度胸襟を開いて話してくれた。聞けば、自分に関する記事が掲載された雑誌は、「いろんな記者が送ってくるので」ほとんど読んでいるという。

鈴木エイト氏は4回にわたって山上徹也被告と面会し、その時間は合計90分におよんだ(写真は本人提供)

 様々な話をしたが、特に印象に残っているのは、彼が唐突に「統一教会は譲れないので」と語ったことである。自分の家族が統一教会によって破壊されたことに拘り続けたということなのだろう。

 20分の面会が終わり、立ち上がった私に、山上被告は「いろいろ大変だと思いますが、頑張ってください」と声をかけてくれた。

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 その5日後、判決公判直前の19日にも面会することができた。

※この続きでは、山上徹也被告が面会で語った言葉を鈴木エイト氏が明かしています。約9100字の全文は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年5月号に掲載されています(鈴木エイト「山上徹也と緊迫の面会90分」)。

文藝春秋

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山上徹也と緊迫の面会90分

出典元

文藝春秋

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