――友達はいたんですか?

キマノー 男子の集団には入れてもらえなかったんですけど、小4くらいからは何人か話せる女の子の友達ができました。休み時間にほとんどの男子が外でサッカーしてるなか、僕は教室に残って女の子としゃべってたり。

 でも小6の時の担任は昔気質で男らしくない僕が気に食わなかったみたいで、スポーツ嫌いでずっとおしゃべりしてる僕は目をつけられてました。でも教室を追い出されてもサッカーには入れてもらえないし、仕方ないので休み時間は花壇に腰かけてぼーっとしてました。

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――勉強は苦手ではなさそうですけど。

キマノー たしかに勉強は割と得意だったんですけど、宿題とか課題が絶望的にできなかったですね。頭ではやらなくちゃとわかっているのに、手をつけられない。それで提出できないからまた先生に嫌われる、という。

 

――家でも学校でも居場所がないですね……。

キマノー それが息苦しくなると、自転車に乗ってひたすら遠くまで走ったりしてました。母は学生時代にトライアスロンをしてた時期があって、僕が自転車に乗ることには目くじら立てなかったので、逃げるようにどこまでも走ってました。完全に「ここではないどこか」系の子でしたね。

小6で「死のう」と決意して書き込んだ「いままでありがとうございました」

――安心できる場所はなかったんでしょうか?

キマノー 唯一の居場所といえるのはネットのコミュニティだけでした。父が買ってきたパソコンでオンラインゲームを始めて、10歳を過ぎた頃からはFC2でブログを書いて仲良くなった人と見せあったり。当時のネット掲示板は、今よりずっとオタク系とか腐女子の人ばっかりで、自作の文章や夢小説を書いてる人が多くて、自分でも「洒落にならない怖い話」を真似してホラー短編小説を書いたりしてました。

 

――それで気は晴れた?

キマノー 全然無理でしたね。家は息苦しいし、学校も女友達が数人いるとはいえずっと浮いてましたし。それで小6の時に「ベランダから飛び降りて死のう」と決めました。それでネットで仲良くしてた人たちに最後の挨拶をしようと思って、掲示板に「いままでありがとうございました」と書き込んだんです。

次の記事に続く 「今度持ってきてやろうか?」高校を中退して歌舞伎町でホストになった男性(27)が、ずっと断っていた大麻の誘いに「やる」と答えた“あっけない理由”

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