小林アナ その日すぐに、母に電話をしました。「がんだった」と口にした瞬間、告知を受けてから初めて涙が溢れて、電話口で大泣きしてしまいました。母はショックを受けたと思うのですが、励まそうとしたのか、「とにかくあなたは仕事があるんだから行ってきなさい!」と言っていました(笑)。おかげで、その日のラジオに行けたのですが、何を話したのかは覚えていないです。
告知を受けてから初めて帰省した時、母は泣いていましたね。父も同じ気持ちだったと思うのですが、冷静に振る舞ってくれて、車で東京に来て通院のサポートをしてくれました。
「もしあなたが妹だったら私は全摘を勧めます」
――医師からは、どんな治療を勧められたのでしょうか。
小林アナ がんが発覚した右乳房の全摘を勧められました。がん細胞の粒が乳房全体に広がっていたことや、母も乳がんだったことを考えると、再発のリスクが高かったからです。先生は、「もしあなたが私の妹だったら全摘を勧めます」と真摯に向き合ってくれました。
私の母は乳房を全摘し、再建手術は受けていなかったので、どんなふうに跡が残るのか想像することができました。また、抗がん剤治療の影響で髪が抜けていく様子も見ていたので、「外科手術だけで済むのは幸運なんだ」とも思いました。
それでも31歳で乳房を全摘することを、どうしても受け入れることができませんでした。そのため、両親に手伝ってもらいながら、セカンドオピニオンを受けることにしたんです。
――再発のリスクがあるとはいえ、なかなか決断は難しいですよね。
