「もし、あなたが私の妹だったら全摘を勧めます」
女子アナから芸人に転身して5年目、31歳。彼女は医師から「乳がん」を宣告される。頭が真っ白になり、「ドラマみたい……」と呆然としたという。
当時の記憶、そして「全摘出」という決断の理由を小林アナに聞いた。(全4回の3回目/続きを読む)
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乳がんを告知されて頭が“真っ白”に
――乳がんが発覚したきっかけは何だったのですか?
小林アナ 芸人になって5年目の、31歳の時でした。自治体から子宮頸がん検診の無料クーポンが送られてきて、「そういえば最近、乳がん検診を受けてないな」と思ったんです。
実は、母が若い頃に乳がんになったことがあるので、私も20代の頃から自主的に検診を受けていました。でも数年間受けていなかったことに気づいて、ついでに乳がん検診も受けることにしたんです。そこで異変が見つかりました。
――がんの進行はどの程度だったのでしょうか。
小林アナ ステージゼロという早期発見で、自覚症状はまったくありませんでした。マンモグラフィーで「石灰化」と呼ばれる白い粒が広がっているのが見つかり、精密検査を受けることになったんです。その段階ではあまり深刻に考えておらず、一人で気軽に検査結果を聞きにいきました。
だから、乳がんを告知された時は頭が真っ白になりました。現実感がなく、「ドラマみたい……」と呆然としていたのを覚えています。
――ご家族には、いつ頃報告しましたか?
