ハーンの手紙に登場する「ヴードゥー」は、アフリカの宗教がハイチで変化し、ニューオリンズに渡ってきた民間宗教のことです。今でもニューオリンズの街には「ヴードゥー・ショップ」があり、惚れ薬だのおまじないの道具だのを売っています。
クレオールの歌について、ハーンはクレービエル宛の別の手紙にこんなことも書いています。
〈クレオールの音楽は、しばしばフランスの作曲家によって作り直されるとはいえ、ほとんどが黒人の音楽であることをお伝えしなければなりません。ルイジアナやアンティル諸島のフランスやスペインの血を引く奴隷たちがいなければ、クレオールのパトワ(注:フランス語をもとにした現地語)もクレオールのメロディも生まれなかったでしょう。ニグロの歌の憂鬱さ、震えるような美しさ、奇妙さは、フランスの影響によって軽快になり、スペインの影響によって和らげられ、深みを増したのです。〉
ハーンが強く興味を惹かれた「クレオール」は、フランス系またはスペイン系の白人とアフリカ系の混血の人たちですが、その多くはカリブ海のフランス領、スペイン領の島々の出身でした。このクレオールのルーツをたどると、「ジャズ」を生み出した世界史の大事件につきあたります。
ここで登場する「ヴードゥー」は、アフリカの宗教がハイチで変化し、ニューオリンズに渡ってきた民間宗教のことです。今でもニューオリンズの街には「ヴードゥー・ショップ」があり、惚れ薬だのおまじないの道具だのを売っていますので、ニューオリンズのお土産にぜひ。
クレオールの歌について、ハーンはクレービエル宛の別の手紙にこんなことも書いています。
〈クレオールの音楽は、しばしばフランスの作曲家によって作り直されるとはいえ、ほとんどが黒人の音楽であることをお伝えしなければなりません。ルイジアナやアンティル諸島のフランスやスペインの血を引く奴隷たちがいなければ、クレオールのパトワ(注:フランス語をもとにした現地語)もクレオールのメロディも生まれなかったでしょう。ニグロの歌の憂鬱さ、震えるような美しさ、奇妙さは、フランスの影響によって軽快になり、スペインの影響によって和らげられ、深みを増したのです。〉