「その忙しさで、あの旦那さんで(笑)、よく3人目を考えたね」と言う先輩も
――2019年には3人目のご出産も。フリーになり、心身ともに余裕も生まれたのでしょうか。
中村 ねえ(笑)。会社員の時は、本当に時間に追われていて、夫の仕事柄、育児も家事も全部一人でやらないといけなかった。会社から帰る電車のなかで、家に帰ってから寝るまでの動きをイメージ再生するんです。「これやって、あれ作って、明日の保育園の準備して、寝かせて、その後ごはんの準備をして、明日の台本を読むぞ!」と、頭がパンクしそうでした。
局アナ時代は、番組収録の前後数時間は会社にいなければならず拘束時間が長かったのですが、フリーは収録時間だけ行けばよくなり、子育ての時間が増えていきました。「今日は何を作ってあげようかな?」と想像できる余裕もできて、もう一人いても楽しいのかも、と。「その忙しさで、あの旦那さんで(笑)、よく3人目を考えたね」と言う先輩もいましたけど(笑)、私は2人姉妹なので、3人兄弟ってどんな感じなんだろう? 未知の世界に行ってみたいなと思ったんです。
夫はすぐ私のほころびを見つけるんですよね(笑)
――子育てで、ものすごく大変だった経験はありますか?
中村 休日に次男が熱を出した時ですね。夫は仕事で朝からいなくて、三男はまだ乳飲み子。長男を一人で習い事へ送り出し、三男も連れて、次男を病院に連れて行かねばなりませんでした。夫が「日曜日、開いてるらしいよ」と言っていた病院に行ったら、閉まっていて。
――なんと!
中村 もう地獄でした。やっとの思いで着いたのに病院は閉まっているし、その間に長男は習い事から帰ってきて、鍵がなくて家に入れない。次男はぐったりしているし、あれは本当につらかったですね。
――今は育児や家事のバランスをうまく取りながら……。
中村 全然取れていないです(笑)。私の家事のプライオリティは炊事が1位で洗濯が2位。掃除は最後なので、家は超汚いです。子どもの忘れ物チェックもできなかったり、習い事がお休みの日に行かせちゃったり。鍵を持たせるのを忘れて、セコムを呼んだこともありました。そういうことがしょっちゅうあるんです。
先日、子どもの唇が乾燥しているのを見つけた夫が、「普通はなんか塗るだろ」みたいなことを言ってきて。私は、そのくらい平気でしょって思うんですけど、夫は「ありえない」と。すぐ私のほころびを見つけるんですよね(笑)。
写真=志水隆/文藝春秋
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