女優としては数多くの恋や性愛を乗りこなしてきた黒木だが、意外にもプライベートでは熱愛報道などをほとんど体験していない。18歳で宝塚に入団して以降のスキャンダルはほとんどなく、高校生時代のほのかな初恋エピソードを披露した程度。

 結婚は人気絶頂の30歳の時で、同い年の電通社員・伊知地俊夫氏との結婚は当時「格差婚」と呼ばれた。しかし夫の伊知地は今や電通のエリート幹部となり、見る目の確かさを証明した。

後の夫が送った「最初のFAX」はまさかのアンケート方式

 なれそめは黒木が出演した大阪ガスのCMで、電通の担当だった伊知地氏からのアプローチだった。

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宝塚仕込みの歌やタップダンスを披露することも 本人インスタグラムより

 黒木は夫の第一印象は決して良好ではなかったが、ことあるごとに話しかけられる中で「もしかして私のこと好きなのかな…と思ったりしたんです」と回想している。

 携帯もインターネットも普及していない時代、2人はFAXをやりとりするようになったが、伊知地氏が最初に送ったのは、自分について「1. 全く興味ない 2. 少しは興味ある 3. ○○○…どれですか?」というアンケート形式だったという。

 黒木は「ゆっくりおやすみなさい」と返したが、以後もやり取りは続き、「1回食事しましょうか?」で食事に発展。黒木は当初結婚はまったく考えていなかったが、伊知地氏が会うたびに「結婚したい」と繰り返す姿に次第に心が揺さぶられていく。

「『バカじゃないの?』って思ったけど、人生で『結婚したい』って言われたのが初めてで、同じ世代というところで、話が合ったり。そういうところでポイントがたまっていった」

 宝塚から芸能界に転身した黒木が一般男性を伴侶に選んだのは、「素直さと支えてくれる姿勢に惹かれたから」だった。

 現在も「隣にいてくれないと困る存在」と語る一方で「同じ部屋で寝ることさえ嫌」と寝室が別なことを明らかに。それでいて結婚から35年強経った今でも一緒に入浴すると話して周囲を驚かせたこともある。