お金の正しい使い道といえば、自分で使って楽しむか、人のために使って喜ばれるかに尽きる。お金を貯め込んでいる人は、自分のためにそうしているつもりでいるかもしれないが、使いもせずにただ貯め込んでいたら、お金は世の中に回らなくなり、死に金になってしまう。それでは、最終的に自分のためにもならないのだ。
たとえば、お世話になっている人には利益を還元するのが当たり前だろう。それは持てる者の役目であり、そこには人としての器のサイズ感が表れる。
「ギャラの額」で仕事は選ばない
自慢じゃないが、僕は仕事を決めるとき、ギャラを聞いてからその金額で選ぶということは、今までにしたことがない。その仕事を引き受けることに意義を見出せるなら、絶対に断らない。もっとも、もしかしたら僕の知らないところで、ギャラの額は一定以上に保たれているのかもしれない。事務所は金額の折衝をするのが仕事だからだ。けれど、僕自身の気持ちが金額の大小で揺らぐことがないのはたしかだ。常識の範囲内の金額でさえあれば、決め手となるのはあくまで、やりがいがあるかどうかなのだ。
そういう感覚だから、ギャンブル性のある宝くじや株、いわゆる儲け話には、今まで手を出さずに生きてきた。そんな空疎な日銭を手に入れられたとしても、それは人生のご褒美にはならないと思うからだ。
どのみちお墓にお金は持っていけない。大事なのは、お金をどれだけたくさん手に入れられるかではなく、手に入れたお金の価値に自分自身が見合っているかどうかなのではないだろうか。そういう意味で自分の価値を高めるために切磋琢磨し、その結果、手に入れるお金も少しずつ増えていくのだ。意味があるのは、そういう稼ぎ方なのではないかと思う。
自分に見合わないお金を持っていることは、人としてのバランスが悪く、美しくない。品もないし、意味すらないと思う。お金は人を試すアイテムだ。「お金がいちばん」という価値観にも同調できないが、さりとて「お金なんかいらない」というのも噓だ。稼ぎ方にせよ、使い方にせよ、お金との付き合い方にはその人の人となりや品性が表れる。お金にひるまず、ひれ伏すこともない。そんな距離感でいられたら理想的だ。
お金ときれいに付き合ういちばんのコツはなにかと言えば、「なくちゃ困るけれど、ほどほどがいい」ということと、「自分の足るを知る」、つまり、身のほどをわきまえて自分に見合う金額で満足する、ということではないだろうか。
昔からよく言われることだが、お金を持った男が突っ走る3つの欲がある。船とクラシックカーと愛人だが、どれも手に入れたあとが厄介だ。お気をつけあそばせ。
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4位:「桜の花は見られない」残された命は“たった3ヶ月”⋯石原慎太郎が「ステージ4のがん」を受け入れるまで
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5位:欲望をコントロールできず逮捕された大金持ちも…芸歴70年・堺正章が語る「お金があっても幸せになれない人の特徴」
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