「世の中にはこういう人がいるんだ」まぁみちゃんのSNSを見て衝撃を受けたワケ

――『nuts』は、ゼロ年代初期に刊行され、2020年にデジタルで復活したギャル雑誌ですよね。その専属モデルに憧れてギャルになろうと?

由女 『nuts』のまぁみちゃんを見て、こういう人生になりたかったなというか、「何で私はこれになれなかったんだろう」と思ったんですよ。

――『nuts』自体は読んでたんですか。

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由女 まったく知らなくて。テレビもなかったし雑誌も全然読んだことがなかったので何も知らなかったんですけど、SNSで「ちゃおっすぽいーん」を見てまぁみちゃんに行き着いて、世の中にはこういう人がいるんだと、衝撃を受けました。

――“こういう人”とは……?

由女 なんかもう、“かわいい”がすべてじゃないですけど、“かわいい”が資本の人たちがいて、“人に愛される”という仕事があるんだと思ったんです。

まぁみ(小田愛実)さんの「ちゃおっすぽいーん」(まぁみさんのInstagramより)

――ちなみに東大にギャルはいましたか。

由女 自分の周りには一切いなかったですね。ギャルを維持するにはメンテが必要ですけど、そういう時間がないんですよ。

――勉強や研究が忙しくて?

由女 自分のいた研究室の学生は皆、「週刊連載の漫画家」って言われるような生活を送ってたんで、おしゃれとかそういう時間は一切なかったですね。

 一番忙しい時は、20時間研究と論文執筆して8時間寝て、また論文執筆20時間みたいな生活で。そうやって1日28時間とか30時間の生活を繰り返して、1週間が6日になるような感じだったんです。

ギャルの世界観への憧れから「1年間だけ頑張ってみよう」

――過酷ですね。

由女 3日連続レインボーのセーターを着続けている後輩を見て、「レインボー、ごめんな。何もしてやれなくて」と、心の中で謝ったのを覚えてます(笑)。

 

――昔からギャルに憧れはあったんですか?

由女 小さい時から不良とかギャルの世界観に憧れはあったんですけど、親から「勉強しろ」と厳しく言われていたので叶わず。グレたい気持ちもありましたしね。

 大学3年の時にへそピアスはあけたんですけど、ギャルになりきれなかったというのがあったんで、まぁみちゃんを見てすげえ思い悩んで。

 それで調べてみたら、『nuts』にはオーディションがあってド素人でも受けられたのと、年齢制限が25歳までで、ちょうど自分が25歳だったこともあり、1年間だけ頑張ってみようと思ったんです。