「パーティに謎に呼ばれたり…」ギャル化に対する会社の“意外な反応”

――ギャルになってみて、会社での反応はどうですか。

由女 会社は熱烈な歓迎ですね。本当に喜ばれてますね。

――具体的にはどう喜んでくれてるんですか。

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由女 上司が偉い人たちに、「うちの部下のギャルがプロダクトのデザインしてくれたんです」って、話してくれてます(笑)。あとは別部署が対応している企業のパーティに謎に呼ばれたりとかもありました。

 会社の皆が熱烈に受け入れてくれたことで、もうちょっとこの会社で頑張ってみようと思いましたね。

 

――逆にギャル化したことでネガティブなことはありましたか。

由女 あんまりないんですけど、サマーインターンに来た学生に通報されたことはありますね。こんなヤツが社員でいていいはずがない、みたいな(笑)。

――街なかでポートレート撮影をお願いされたりするそうですが、ギャルになってから声を掛けられやすくなった?

由女 逆ですね。声は掛けられなくなりました。「写真を撮りたい」みたいな人はいますけど、ナンパはなくなりましたね。

――ギャルになる前の方がナンパはされたと。

由女 そうですね。「このぐらいだったらイケるわ」ってなめられてたんじゃないですかね(笑)。ナンパの本質はたぶんそこだと思うんで。

――黒髪の方が嫌がらせや痴漢に遭いやすいというのはよく聞きます。

由女 たぶん、それです。ギャルになってから痴漢に遭わなくなったという話は他のギャルの子から聞いたこともあります。

 

やっぱりいつかは日本画を仕事にしたい

――ギャルになってからSNSでの反応は変わりましたか?

由女 美術界隈じゃない人で、私の絵画に共感してくれる人も現れ出して。

 ギャルになる前の学生時代もSNSに作品を出してたんですけど、コメントをくれるのは展示会に来てくれた人が中心だったんで、ちょっと道が開かれつつあるなって。

――閉じている日本画の世界を変えたいというのが、由女さんの問題意識でしたよね。

由女 そうですね。やっぱりいつかは日本画を仕事にしたいんですよ。日本の中で、“日本画”が存在してることをもっと知らしめることができたらうれしいなと。

 今は隠れてしまいがちですけど、自分は、日本人の感性とか美的な価値観に尊いものがあると思ってるんで。

――「ギャル」も今や日本文化になりつつありますよね。

由女 ギャルは歌舞伎のようなものだと思っていて、ハレとケの伝統に地続きな文化として、これからも賑わせていきたいです。

 

撮影=志水隆/文藝春秋

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