5月31日をもって活動を終了する国民的アイドル・嵐。メンバーは、これからどう歩んでいくのか――。ノンフィクションライターの髙橋大介氏が、その道のりを取材した。

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人気だったのは相葉と二宮

 嵐が5人によって結成され、CDデビューしたのは1999年。4年前にはフジテレビが独占中継するバレーボールワールドカップに合わせⅤ6がデビュー。その成功を受けて次の大会の99年に、新しいグループが結成されようとしていた。

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嵐の5人。左から松本、二宮、櫻井、相葉、大野(2018年撮影) Ⓒ文藝春秋

 ジャニーズ事務所では、創業者のジャニー喜多川が膨大な応募者からジュニアとなる少年を選び、その中からデビューする少年を選ぶ。

 5人の中でジュニア時代に人気が高かったのが相葉と二宮。アイスクリームの「pino」(森永乳業)のコマーシャルにメインで出演するなど既に活躍していた。同時期に活動していた元ジュニアが語る。

「実家が総武線沿線の2人はいつも一緒にレッスンに通っていて、渋谷駅からNHKまで、通常15分くらいで着くところが2人はファンからのプレゼントを受け取りながら歩くので、30分くらいかかっていましたよ。プレゼントの数は相葉君のほうが多かったかな」

ジュニア時代、人気の高かった相葉雅紀 Ⓒ時事通信社
いち早く事務所を退所した二宮和也 Ⓒ時事通信社

 池袋出身の松本もジャニーからの期待は高く、14歳の97年には日本テレビの連続ドラマ「ぼくらの勇気 未満都市」にレギュラー出演を果たしている。同年には相葉、二宮、松本が舞台「Stand by Me」でメインキャストを演じた。

 リーダーとなる大野はジュニアのメインストリートから外れていた。97年からJR京都駅に併設された劇場で、「KYO TO KYO」というステージで過酷な地方営業をしていたのだ。当時を知る元ジュニアが語る。

3日でドラマ1話分を撮影していた大野智 Ⓒ文藝春秋

「1時間のショーを午前2回、午後3回と1日5公演やるんです。牛若丸とか京都の歴史をモチーフにしているので修学旅行のコースに組み込まれたりして、貸切だと最悪ですよ。興味のない男は寝てるし(笑)」