かねてより「飲み会が苦手」と公言し、会食日程が極度に少ないことで知られる高市早苗首相(65)。「首相就任半年で、外交を除く会食は6回」(西日本新聞)、「会食もレクも好まず」(読売新聞)、「官邸内、風通し懸念 首相、会食少なく」(毎日新聞)とメディアから指摘を受け、自民党議員や経済界からは不満の声も上がっている。首相の夫で元農林水産副大臣の山本拓氏(73)が、ジャーナリスト・河野嘉誠氏の取材に、高市首相が“飲み会嫌い”となるきっかけとなった過去の苦い経験について明かした。

 拓氏によれば、高市氏は決して酒が苦手ではないと言う。

高市早苗首相と山本拓氏の結婚披露宴当時の一枚 ©日刊スポーツ

「俺は酒が飲めないから、2人で食事するときには、彼女も酒を飲まない。家の中には、缶ビールが少しあるくらいですね。高市はもともと酒が嫌いじゃないし、むしろ強いですよ。宴会とか会食の時は、軽く飲むんだ」(拓氏)

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「内心はとっても嫌だったんだね」

 酒に強いにもかかわらず、高市首相はなぜ飲み会が苦手なのか。その理由を、拓氏はこう語る。

文藝春秋のロングインタビューに応じた山本拓氏 ©時事通信社

「世間からみれば古いけども、永田町は超男性社会で会食文化やった。俺が初当選した頃は、政治家の飲み会といえば、料亭でコンパニオンさんや芸妓さんがついてという。そこで本音を探り合うのが政治家の仕事とされた。俺は酒を全く飲めないから、そういう文化に染まれなかったけどさ。高市も時にはそういうところに参加して、そつなくこなしてはいただろうけど、内心はとっても嫌だったんだね。男性同士の会話が下ネタになって、コンパニオンさんのような扱いをされるというか……。

高市早苗氏 ©時事通信社

 その時間があったら、家で原稿仕事をやったほうがいい。でも、途中で帰って勉強しようとしても、誰も信じない。『男と会うんやろ』とか言われることになる。そういう若い時の経験で“飲み会嫌い”になっていた面もあるんやろ。いまは時代も違うし、政治家の飲み会もほとんどは居酒屋や。高市も呼ばれれば飲み会にも顔を出す。でも、(2012年からの)政調会長時代なんかは、業界誌などから寄稿依頼も多かった。彼女は人任せにせず、全部自分で書く。落ち着いて仕事ができるのは夜の時間なので、やっぱり宴会嫌いみたくなった。今の若い人の感覚と近いかもしれんな」(同前)

 5月9日発売の「文藝春秋」6月号および「文藝春秋」の電子版「文藝春秋PLUS」では、「総理の夫 山本拓 初告白20時間」として、拓氏が語った公邸での夫婦生活の詳細、高市首相といったんは離婚したものの再び入籍した理由や改姓について、拓氏から見た高市首相の素顔や政治姿勢などを23ページにわたって詳報している。

出典元

文藝春秋

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