「高市事務所および高市陣営においては、(略)他の候補に関するネガティブな情報を発信する、あるいはそのような動画を作成して発信するといったことは一切行っておりませんと報告を受けています。(略)その週刊誌の記事を信じるか秘書を信じるかというと、私は秘書を信じます」
衝撃的な“ネガティブキャンペーン動画”の拡散について、国会答弁で否定した高市早苗首相。
だが――。取材班の元には高市陣営の関与を示す新たな証拠が、まだまだ存在する。
〈あなたがぴーぽーぴーぽーなんですけどぉーーw〉
「週刊文春」は前号(4月30日発売ゴールデンウィーク特大号)で、昨年10月の自民党総裁選、そして今年2月の衆院選における高市首相陣営による“ネガキャン動画”作成・拡散の実態を報じた。いずれの期間中も高市陣営は、ライバル候補や野党を中傷する動画を作成し、陣営の関与を隠してSNSで拡散していたのだ。
例えば、総裁選ではTikTok上で「真実の政治」と名乗るアカウントを使用。小泉進次郎氏を〈カンペで炎上!無能で炎上!ボロが出まくって大炎上!!〉、林芳正氏を〈政界の119さん あなたがぴーぽーぴーぽーなんですけどぉーーw〉などと煽り立てる動画を複数回投稿した(動画は「週刊文春 電子版」で公開中)。
一連のネガキャンは、高市氏の最側近である木下剛志公設第一秘書が牽引した。
総裁選の途中からは、AI分野に造詣の深い起業家の陣営スタッフにも依頼。前号で紹介した証言によれば、AIを用いて「1日100〜200本」、「YouTube、インスタグラムなど複数のSNSに投稿していた」という。
冒頭の通り高市首相は否定したが、「週刊文春」は木下秘書と陣営スタッフのメッセージ記録などを入手。前号記事でも数々の証拠を掲載している。
シグナルで報告する公設秘書
まず、木下秘書は「真実の政治」の動画について総裁選期間中の昨年9月26日、〈これからアップしてアカウントを送付致します〉(秘匿メッセージアプリ「シグナル」)と伝えた。
さらに衆院選でも木下秘書は、馬淵澄夫氏、安住淳氏ら中道候補への中傷を具体的に依頼。投開票後には〈旧立憲民主の害獣を沢山駆除する事ができました〉(携帯電話のショートメール=SMS、今年2月9日)と送信した。
だが、「週刊文春」が入手した証拠はこれだけではない。新証拠を公開しよう。
《この続きは現在配信中の「週刊文春 電子版」および5月13日(水)発売の「週刊文春」で読むことができる。さらに「週刊文春 電子版」では、高市陣営が作成した実際の動画も公開している》

