金髪に“鬼オーバーライン”のギャルメイク、長い爪。渋谷で15年戦ってきた現役ギャル・うさたにパイセン(31)が今暮らしているのは、駅に熊出没注意のポスターが貼られ、50代が「若手」と呼ばれる埼玉県奥武蔵の山奥だ。縁側で本を読み、星を眺め、スーパーまで歩くと2時間。

 日本ギャル協会の会長、ギャル雑誌の専属モデル歴15年、YouTubeチャンネル登録者は41万人超。「脳がショートした」と語る彼女が、東京を離れてたどり着いた新しい居場所で、ふいに切り出した「実は、報告が2つあるんですけど」。公表していなかった再婚と妊娠。そのすべてを聞いた。(全3回の3回目)

 

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――山暮らしはいつから始められたんですか。

うさたに 引っ越したのは去年のクリスマスぐらいです。15年間、ずっと東京で戦い続けてきました。めっちゃ遊んだし、いろんなことに挑戦して、友達もいっぱいできて、ほぼやりきったなって。その中で突然「あ、山住もう」って思ったんです。

――突然、ですか。

うさたに マジで突然「もう山だわ」って。もともとADHDで、情報量にパニックになっちゃうんですよ。脳がショートして、左脳が消える感じ。離婚とかいろいろあってメンタルもやばかったし、「競争社会は今の私には違うかも」と思って、人がいないところに行こうと決めました。

――今のお家はどうやって見つけたんですか。

うさたに 決めたらすぐ行動するタイプなんで、Googleマップで場所を検索して。絶対コンクリートじゃなくて緑の場所。それからSUUMOでこの家を見つけた瞬間に「何これ、ここしか無理」ってなりました。賃貸なんですけど、もともと材木屋さんの社長が建てた家で、近所でも「あそこ綺麗だよね」って知られてる物件だったみたいです。

 

――譲れない条件はあったんですか。

うさたに 最寄駅は絶対に無人駅で探してました。人ができるだけいないようなところがよくて。この家からはコンビニまで歩いて30分、スーパーは車で30分、歩いたら2時間かかります。

――実際に住んでみていかがですか。

うさたに 最高! この家の家賃、祐天寺の1LDKと同じなんですよ。

――一軒家で二階建て。7LDKだそうですね。

うさたに もうそれだけでやばい。しかも、念願の畳の家なんですよ。東京でも和の雰囲気に憧れて、フローリングの上にわざわざ畳っぽく敷いたりしてましたけど、ここは全部本物。素敵な内装も入居した時点で7割ぐらい仕上がっていました。