日本を動かす官僚の街・霞が関から“マル秘”情報をお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「霞が関コンフィデンシャル」。最新号から、ダイジェストで紹介します。 

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長官候補に急浮上

 警察庁長官候補の筆頭とみられていた前刑事局長の谷滋行氏(平成5年、警察庁)が首相秘書官に引き抜かれたことに起因し、楠芳伸長官(元年、同)を支える2人の最高幹部が、次世代の長官候補として急浮上している。谷氏の同期、重松弘教刑事局長と千代延晃平警備局長である。

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楠芳伸氏 ©時事通信社

 平成5年の入庁組は優秀な人材が豊富で、「花の平成5年組」と称されてきた。同期のなかで長官候補の筆頭が谷氏というのは衆目の一致するところだった。しかし政権が維持される間、秘書官らは官邸詰めとなるのが慣例となっているため、想定外のアクシデントで高市内閣が政権を投げ出すようなことがない限り、谷秘書官も官邸にとどまるとみられ、警察庁復帰の見通しは不透明だ。

東京・霞が関の中央合同庁舎第2号館にある国家公安委員会・警察庁・総務省(正面玄関) ©a_text/イメージマート

 重松氏は刑事部門を中心にキャリアを積んだ。警視庁刑事部長在任時、首都圏で発生した連続強盗事件では、多くの実行犯だけでなく事件の指示役の“ルフィ4人組”の逮捕にこぎつけた。千代延氏は警備、刑事と幅広く経験、福岡県警暴力団対策部長在任時には北九州市で一般市民に危害を加えていた暴力団、工藤会のトップ野村悟総裁を逮捕した事件を指揮。双方とも警察官僚としてのみならず、自治体警察では事件捜査の指揮でも力を発揮し、実績は申し分ない。〈続きでは、人事についての内部のより詳細な予想について語られています〉

※本記事の全文(約4500字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年6月号に掲載されています(霞が関コンフィデンシャル)。

出典元

文藝春秋

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