5月15日、奈良県内でも昼下がりの気温は摂氏30度に迫っていた。
時の宰相が構える地元事務所から姿を現したのは、それでも白シャツの上に紺色のカーディガンを着込んだ男性だ。
彼こそがいま、国会で“疑惑の人物”として取り上げられている高市早苗首相の公設第一秘書、木下剛志氏である。
「高市早苗事務所長」の肩書も持つ木下氏。20年以上にわたって高市首相を支えてきた、側近中の側近だ。
高市首相は追及を振り払おうと言葉を重ねるが…
「私自身の戦い方の流儀をですね、ずっと傍で見ていた秘書でございますので、週刊誌の記事を信じるか、秘書を信じるかというと、私は秘書を信じます」
高市首相は5月11日、野党議員の追及にそう答弁した。その後も首相は次のような答弁を繰り返している。
「他の候補者に関するネガティブな発信は一切行っていない、と(秘書から)報告を受けている」
「お尋ねのLINE、シグナル、ショートメッセージのやり取りについても、その存在を確認できなかったと(事務所から)報告を受けている」
いずれの説明も、高市首相陣営の“ネガキャン動画作戦”を巡るものだ。高市首相は追及を振り払おうと言葉を重ねるが、数々の証拠が残っている――。
《この続きでは、徹底検証の結果のほか、▶︎疑惑の秘書への直撃、▶︎メールでライバル中傷を指示、「裏選対の日報」も共有、▶︎剛腕秘書は裏帳簿に関与、奈良県知事に「引退勧告」などのトピックを報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および5月21日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》


